CRACKIN'DJ
PART2 Column
|
「クラッキンDJパート2のできるまでストーリー」
|
CRACKIN'DJ PART2が あと少しで発売開始となる! 今回、プロデューサー&ディレクター&サウンドディレクターを 一人でこなすという超無謀なプロジェクト。 しかも開発期間は6ヶ月!!プロジェクトメンバーも少なく、 開発費も激安だ。 |
||
開発当初は
「曲をちょっと増やしてレッスンを わかりやすくすればいいよね」なんて 軽い気持ちでスタートしたのだが、 プロジェクトが進行して行くにつれいろいろと欲がでてきて あれこれとやりたくなってくるのが人情ってもんだ。 わかりやすすぎるレッスンや、新曲大量投入、 スーパーリミックスモードの追加と、 これでもかってぐらいの大サービス。 ここでは、 クラッキンDJパート2の「どこが変わったの?」を 開発裏話を盛り込みつつ紹介しよう! |
||
さて、今回の目玉である「レッスンチューン」(練習曲)の
コンセプトは「日本語で楽しく誰にでもわかるもの」 というもの。 実はPART2の開発開始ちょっと前に 2研(現CRIofAM2)から光吉の移籍が決定したのだ。 これは一緒にやらない手はない。 光吉のヒットメーカーデビュー作にはもってこいのプロジェクトだ。 さっそく光吉を無理矢理(ウソ)DJプロジェクトに 引きずり込んで、 まずはレッスンのMC担当! (レッスン曲の作曲も) 「楽しく」を演出するために DJニック(ホントは光吉)が しゃべりまくる! プレイヤーの失敗に対しても すべてリアクションする。 出来るまで何度でも繰り返し教えまくる。 そしてうまく出来たら誉め称える! 背景にはターンテーブルと手を表示して視覚にも訴える! と、プレイヤーが「楽しく」「気持ちよく」「わかりやすく」 レッスンできるようにとあらゆることを詰め込んだ。 前回のクラッキンDJで挫折した人も きっとプレイできること請け合いだ! |
||
そして、新曲22曲の追加!
当初の予定では期間的に新曲10曲ぐらいが妥当だよね。 あとは昔の曲を入れて30曲入れればいいでしょ。 な〜んてことを思っていたのだが、開発が進むにつれ 「やっぱ新曲はたくさんあった方が楽しいよね」とか 「どうせ増やすんなら歌ものとかも何曲か 入れたらもっといいよね」 などとよからぬことを考え出す。そんなことして間に合うのか....? クラッキンDJの曲作りは普通のゲームミュージックを 作曲するのに比べ3倍以上のパワーを使う。 でも、そんなことよりプレイヤーが楽しく 長く遊べるものを作ることの方が大切なんじゃないの? 曲作りはがんばればいいじゃん! 後で後悔するんならやるだけやろうよ!! と、 ホントは自分がいろんな曲で遊びたいだけってのを 隠しつつみんなを説得。強行スケジュールでなんとか 22曲もの個性あふれる新曲が追加されたのだ! |
||
最後にスーパーリミックスバージョンの追加だ。
プロジェクトも最後の山場に向かうころ、 「やっぱ、リミックスバージョンも入れたいなぁ」 などと考えが頭をよぎる。 今回は初心者でも楽しく遊べるようにとの考えから、 はじめの方の曲などはかなり難易度が優しくなっている。 それはそれでいいのだが、プロフェッショナルな腕を持った人には ちょっと物足りない...。なにより自分が遊んでて最初の方の曲は 簡単すぎてつまらない。これはいけない。 やはり、プロフェッショナルな人も 最初から燃えられるスーパーリミックスモードを 入れるしかないでしょ?でしょ?でしょ? と、 雨に濡れた子犬のような眼差しで みんな(特にサウンドメンバー)を説得。 しかも後から入れたからと 言っておまけ程度のスクラッチ指示では意味がない。 クラッキンDJをやり尽くした人でも楽しめる かっこ良く、気持ちいいものでなくてはいけない。 その努力の甲斐あって初級者から上級者まで カバーできる楽曲ラインナップとなったことは間違いない! |
||
過密スケジュールで大変なプロジェクトだったが、
プロジェクトメンバーもがんばって 最高の商品がここに完成した。 新しく生まれ変わった「CRACKIN'DJ PART2」を 是非とも店舗に導入して頂きたい! そして、ゲーセンで見かけた人は レッスンチューンから初めて、 今までの音楽ゲームにはない 新しい感覚のDJプレイを堪能してほしい! |
||
2001年5月29日 Hiro
|