―― 結構『2』の開発期間ってすごい短かったですよね。
芹澤 うん、正味半年ぐらいですかね。まだできてないけど(笑)。
津田 前の資産があるから楽にできるハズだったんだけど、ほとんど総入れ替えになっちゃった(笑)。
宮城 競馬場で馬が走るっていうシチュエーションは変わらないけど、全体的なグレードアップは確実にしてるよ。
小口 『1』の時は元社長の中山さんに呼び付けられて、何言われると思ったら「小口君、小口君このカクカクの尻尾なんとかしたまえ!」って言われたしな(笑)。
宮城 今回は尻尾もなめらかですよ。(笑)。あとペラペラのゲート係の人が増えたよ(笑)。あそこ、馬がたくさん出てて処理的に苦しいところなんだよ。まあそういったところも見ていただけたらと。
―― 実名馬は増えてたりするんですか?
津田 種牡馬とか繁殖牝馬に関して、前作では架空の馬が多かったんだけど、みなさんが馬を作るときに思い入れが出るように、今回は実名馬がほとんどです。種牡馬・繁殖牝馬が200頭くらいで、競争場は300頭ぐらいの実名馬が入ってますね。
―― 実際のレースのプログラムをJRA自体が変えてたりするじゃないですか。それに合わせて変更してたりするんですか?
野田 そうですね、最新のプログラムに合わせて変更してます。
小口 あのさ、馬齢の変更があったじゃない? あれがどうもしっくりこないんだよ。
―― ゲームのなかに年齢の概念ってありましたっけ?
芹澤 いや、ないですよ。
小口 あ、ないんだな、このゲームは(笑)。

―― 何言ってんだ(笑)。この人は。
宮城 あと餌がすごい増えた。ビックリするぐらいの餌の数があるんですよ!
―― 前作では実際にゲームには入ってない餌の情報がBBSとかに書かれてたりしたじゃないですか?
津田 あー、本当は入ってなかったんだけど、噂から入れた餌もあるんですよね“生中(ビール)”とか。カップルで遊ぶんであれば、そういう餌がいっぱい入ってた方が楽しいですよね。
―― うん、楽しい楽しい。楽しいって言えば『DOC1』ってゲーマーとサラリーマンと水商売のお姉ちゃんがいっしょに遊んでて、結構面白い図でしたよね。
小口 素晴らしいよね!
宮城 だって、最初の『DOC1』の時の大会って、馬好きな大人から中学生から、女の子からなんの仕事してんだろう? みたいな人まで、みんな大会に参加してくれて、その後みんなで呑みに行ったらしいですからね(笑)。
―― いい話だ(笑)。そういうユーザーさんの顔が見れるってのがアーケードのいいところですよね。
小口 銀座呑みに行って、ホステスさんが『DOC』を知ってて、しかもやってるなんて話を聞くとめちゃくちゃ嬉しいよね。高谷なんて「カードちょうだい」って言われるとすぐ届けに行ってたもんな。
―― 届けんなよ、高谷(笑)。カードといえば前作は複製というトラブルありましたけど、今回はコピー対策はできてるんでしょうか?
小口 今回はバッチリ!
―― バッチリって言われてもわからん(笑)。
小口 カードをコピーしようとすると、シャッターが降りてきて手を挟んで怪我する。ガシャンって(笑)。

―― ガシャンって(笑)。うそだあ。
一同 ホントホント、ホントだよ!
芹澤 細かくは話せないんだけど、プログラム的にもコピーガードをきちんとしてます!!
―― おおー、すばらしい!これでトラブルも少なくなるかな。前作のカードは『2』でも使えるの?
芹澤 引退だけ使えるよ。親馬カードのみデータをもっていけることになるね。
―― じゃあ、いまの段階で早めに引退させて用意してもらった方がベターなのかな?
小口 いやあ、あんまり考えないで欲しいなぁ。出てからのお楽しみってことで。
―― はい。では、最後にユーザーへひとことづつお願いします。
津田 今回はヘビーなユーザーから、はじめてやるライトなユーザーまで楽しめるようなシステムになってますんで、皆さん今後とも宜しくお願いします。
宮城 今回は馬の表情がより豊かになっているので、愛情をもって可愛がってあげてください。
Hiro 『DOC』もいいけど『CRACKIN'DJ
Part2』もヨロシクね!
―― あと音声合成をちゃんとやると。
Hiro 日立さんがね(笑)。
野田 “生きた馬”を馬主になった気分で可愛がってあげてください。
芹澤 いろんなところで戦略性が組み込まれてるので、いろいろ頭を使いながら、また汗をかきながらやって欲しいと思います。
小口 街中で見たら即やるべし!
―― つーことで、呑みに行きましょうか(笑)。
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