Hitmakerのスタッフによるリレーコラムです


これはこれはどうも、伊藤君にコラムを賜りました、井上です。
下の名前はちかっこです。
音楽に詳しいなどと紹介されましたが、音楽にどう詳しいかと言われると、ものすごく緊張してしまいますね。音楽の周りにたかっている小虫のようなものですから。
実際、本当にたずさわっている人に比べると、深みがありません。
音楽は素晴らしい。素晴らしいので、味見をさせていただきたいなと思いつつ、周りを飛びまわり賞味しているというとどのつまりです。
しかしながら私の賞味手順は非常に単純。これが良いと言われるとなんかそうも思えるような音楽と、実験的と言われると勉強がてら聞いておかなければという音楽と、ルーツと言われるとそれを知らなければやばそうな音楽、そういうのを興味のある分野に基づいて集めた上で好きなものを聴いちゃうみたいな。
本当、裸一貫で田舎から出てきて良かったズラ〜って、思います。田舎の子なんで、都会のデスコのミラーボールに異様に惹かれるわけです。あのきらきらしてるもんが欲しいズラって言って、だだをこねてね。そんで、まあ、そんなんでして。

卒業旅行に、ドイツとオランダに行きました。ずっとだだをこねていた、自分の作品の展示を兼ねて。
その時にお世話になった人つながりで、憧れのドイツ、ハードコアテクノのアーティストさんにお会いし、DJ、LIVEを二日連夜、見に行きました。その時とてもDJに感銘を受けました。日本の曲をピッチを激烈早くして、何枚も何枚もかけてくれて、あやうく恋しそうになったくらい、自分達オーディエンスが想われていることを感じました。
さらに翌日のLIVEは、音楽的にとても面白かった。
ハードコアテクノらしく機材をいじりつつ、MCを器用にこなしていて、エンターテイメント性も存分に感じるものでした。家で、CDとか聴いているのとは全く違うHEART TO HEARTのエンターテイメント、そういったものが自然に為されている。

その昔、やはりドイツのミりゅプラトというエレクトロニカを主として売っているようなレーベルさんのLIVEを見に行った事があるのですが、途中で退屈になってきました。部屋で聴いたほうがずっと良いと感じました。オーガナイザーは果たしてこういうLIVEで人々をこだましにしていて良いのだろうか、と。
エレクトロニカというのは非常にLIVEに向かない分野ではありますが、吉祥寺の家具屋の二階でやっていた日本のエレクトロニカアーティストのLIVEは非常に良かった。音と空間が一体化していて、座席には様々な面白い椅子が置いてあり、LIVE奏者は客に背を向け機材の箱にのっかり、男でありながら女とも取れるような高くて煙のような美声を披露している。GUッときました。

私は今、長くてつまらない文章を書いていますが、私がこの文章内で書いている素敵なLIVEは長くてもつまらなくないLIVEでした。・・・振られたお題はサイケデリックだった事を今さらながら思い出したので、最後に面白い話を。
あのプりゃダはNYの有名クラブのレセプションパーティーでコきゃインを吸う金のストローをあつらえたそうです。
ショウビズ国のセレブ州クラブ町は我々の予想もつかないような次元にあるご様子。MONEY MONEY CAN REARY FUCK SHITUP MEN!?

それでは次は、弁当係として一緒に皆様のお弁当を作っている(嘘)「めけめけ」こと、島田麻実さんの出番です。
彼女はとてもインテリで読書が大好き。読書に関してかなり面白い話が聞けますぞ〜い!?
お題は当然、「ご本」☆よろすく。


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井上 智香子(デザイナー)
ほい、今週も新人ちゃん。
早くもプロジェクトに配属されて、日々頑張っているデザイナーの井上さんです。
電子音楽やらノイズミュージックが好きらしいので、その辺について聞いたんだけど、なんか難しいこと言われて8割方理解できなかった・・・。
そういやノイズ好きでこの独特の雰囲気、誰かに似ている・・・あ! 沖田君だ! と思ったら今回の席替えで隣同士になってやんの。類は友を呼ぶとはまさにこのことか。

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