Hitmakerのスタッフによるリレーコラムです


どうも。お題をいただきましたデザインの樋口です。
最近関西弁でしゃべる機会が減り、イントネーションが関東寄りになってきて困ってます。地元に帰ると「自分、関東に染まってきたなぁ」なんてツッコミをよくされるんで…。決して染まるつもりは………。

んなことはどうでもよくて、最速の話ですね。

「最速」と聞いて車を連想した人、正解です。今回は車の中でも私の大好きなF1について語ろうと思います。
モータースポーツファンの中には「F1が最速ぅ?」なんて思ってる方もいるかも知れません。
世界には色んな車がありますが、ここでは「鋪装された曲がりくねった道を最も速く走れる車」ということでご勘弁。

私が車に興味を持ちはじめたのは、自動車教習所に通いだしてからです。初めて自分で車を操作したとき今までに無い楽しさを覚えました。「こんな重いものがアクセル一踏みで動くんか」と。仮免交付後は親の車で練習しまくりました。
そしてF1との出会いは、99年F1TV中継のテーマソングを私の好きなB'zが担当しており、その新曲が聴きたい!というちょっとミーハーなところからでした。
しかしおかげでその年は毎戦見続け、その勢いで車の免許を取り、鈴鹿サーキットまで足を運ぶほどのファンになりました。
初めて鈴鹿へ行ったときは下調べなど全然していかず、楽しみ方が分からなく、9000円の観戦券で決勝走行だけしか見ませんでした。しかしF1のすごさを感じるには十分でした。
そのときは130R〜シケイン辺りで観戦したのですが、そこは時速300km近くで走ってきたあとすぐさま急減速!っていうところで、シフトダウン時にエンジンから発生するめちゃすごい「爆音」が聞けました。

 カァァーーーーーン… (おっ来た来た…)
 シュォンッ!      (うぉ速えぇ!)
 ヒュォォォン…     (行ったー)
 ……ィィィン、ドッドドドォーン!! (←爆音はココ)

んんっ…言葉じゃ上手く書けませんが、打ち上げ花火が近くで上がったかのような音で、よくあれでエンジンが吹っ飛ばないなぁと思いました。
初観戦は2時間くらいでしたが、TVじゃ味わえない迫力に圧倒されました。

それからますますF1に興味を持ち、何であんな速く走れんだってことが気になり色々調べたところ、F1マシンは、軽自動車より軽い車体に、850馬力を越える3リッターのエンジンを積み、時速100kmに到達するのにわずか2秒程度、という驚きのスペックであることが分かりました。車というより、ほんと「マシン」だなと思いました。

翌年からは決勝日の前日、前々日に前乗りしてフリー走行、予選から観るようになり、観戦場所もまめに移動して色々な角度から観るようになりました。
サーキットってTVでイメージするよりも意外と広くて歩きまわると結構疲れるんですが、やっぱり楽しいから歩いちゃいます。自由席ではS字やヘアピン辺りがF1ならではの凄さを楽しめると思います。

私が鈴鹿サーキットへわざわざ足を運んでまでF1を観たくなるのは、何もレースが観たいだけではありません。
F1が開催される期間中はサーキットに隣接する遊園地内で様々なグッズショップ、イベントステージが数多く立ち並んで、お祭り的な雰囲気になります。この雰囲気がほんと心地良く、これに浸りたいがために毎年来てしまうんです。
F1は年間通して世界各地でレースが開催され、だいたい毎年鈴鹿がシーズン最終戦となることもあり世界中からお客さんがやってきます。「たった三日間のために、同じ目的を持った人がこれだけ多く集まるんだ。」と思うと熱くなります。
人気ミュージシャンのライブを観に行った時に湧き上がる気持ちと似てるかもしれません。

そんなF1の影響が大きく、最近ようやく購入した車も結構レーシーなものとなりました。
今はこの車でチーム最速をこっそり狙ってたりなかったり…もちろん公道じゃなく、サーキットでですよ(安全にね)。

これからもF1最高!ってことで鈴鹿に行くんやろうなぁ。

もしまだ観たことがないという方はぜひサーキットへ行ってみて下さい!世界最高峰のレースイベントから何か感じるものがあると思います。

さてお次のコラムは同期で、最速とは無縁?のマイペースな木村さんに「私と感動」について語ってもらいたいと思います。

来週のコラムもよろしくね。



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■樋口 健(デザイナー)
またまた新人かと思いきや、4月になったのでめでたく入社2年目となったデザイナーの樋口君。
デザイナーなのに、学生時代は電子工学の勉強をしていたそうで「半導体の仕組み」を一生懸命語ってくれました。もちろん、サッパリ解らなかったけどな。
コラムにもあるように大の車好きで、愛車のインテグラをブイブイいわせているらしい。
が、助手席はいつも空いているとのこと(涙)。「カワイイ娘、乗せたいっすねぇ」とは彼の弁。頑張れ、樋口……。

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