西 村: |
ハイ、というわけで目の前に「チャンピオン・テニス」がセットされてるわけですが・・・。早速スイッチを入れてみましょうか? |
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杉リン: |
ちょっとドキドキするのは気のせいでしょうか? いきます。エイッ!!(スイッチを入れる) |
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一 同: |
・・・・・アハハハハハハハ!!!!(画面を見て大爆笑) |
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杉リン: |
これSC-3000とBASICで開発したんじゃないっすか? 絶対そうですよ(笑)。 |
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西 村: |
時代を感じますねえ。キャラクターなんて1色ですもん。あ、一応ラケットは違う色なんですね。 |
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杉リン: |
これラケットなんですか? 僕には野球バットに見えますよ。 |
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西 村: |
ほら、打ち返すときにラケット状になるじゃないですか。 |
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杉リン: |
ホントだ(笑)。僕はてっきり全身タイツでバットを持った暴漢のゲームかと思いましたよ。 |
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西 村: |
んなアホな。じゃあ、実際にプレイしてみましょうか。 |
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杉リン: |
当然のようにキャラ選択はありませんね。1プレイヤーが“A”で2プレイヤーが“B”と・・・。 |
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西 村: |
うわー、感情移入もなにもないですね(笑)。いや、ひょっとしたら当時の有名テニスプレイヤーの頭文字かもしれませんよ。
ビヨン・ボルグとか。 |
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杉リン: |
なるほど! で、Aは? |
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西 村: |
・・・・・・アガシ? |
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杉リン: |
最近の選手じゃん! |
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西 村: |
いま説明書読んでて気づいたんですが、どっちのボタンで打ち返しても同じみたいですよ。ネット際で打ち返すとロブになるそうです。さらに! ボタンを押さなくても、ボールに近づけば自動的に打ち返してくれるみたいっす。 |
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杉リン: |
それはユーザーフレンドリーですね。って、それじゃボタンの意味ないじゃん! |
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<プレイ終了〜> |
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西 村: |
いやー、ツッコミどころ満載でしたね。 |
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杉リン: |
でも、これ以前のテニスゲームといったら、アタリ社の「ポン」のような棒状のプレイヤーをパドルで動かすタイプでしたよね。それを考えると当時は画期的なテニスゲームだったと思うんですよ。画面の構成自体はいまのテニスゲームと何ら変わりないわけですし。 |
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西 村: |
ふむふむ。 |
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杉リン: |
しかも、ひとつのボタンで何種類かショットを打ち分けられる点は「Power
Smash」シリーズのコンセプト“簡単操作でスーパープレイ”に通じるところがあると思いませんか? |
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西 村: |
言われてみれば確かにそうですね・・・。 |
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杉リン: |
断言しましょう。「Power Smash」シリーズの原点は「チャンピオン・テニス」であると! |
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西 村: |
・・・ちょっと強引過ぎやしませんか? |