今回も、インタビューやデータダウンロードなどのスペシャルコンテンツを用意!
ここでしか読むことの出来ない「アレ」な話をどうぞ!

 
CT3開発者座談会 

発売まで約一ヶ月に迫った「CRAZY TAXI 3 High Roller」!
開発の作業もやっと落ち着きました。と、言う訳でチームの主要メンバー集めて広報のボス猿、私、笹原が聞いてみましたよ。専門誌では語らない(語れない)重箱の隅な話も満載です。


メンバーは
■クレタクシリーズプロデューサーのお馴染み、菅野“CRAZY”顕二
■初代〜3まで全てのMAPデザインを手がけた、岩瀬“得意技はラ・マヒストラル”岳夫
■ヒットメーカーきってのモーションデザイナー岡野“燃料はアルコール”悟
■ヒットメーカーのプログラマーの猛者を率いる部長、苑田“鼻歌はおさかな天国”良博
■初代からメインプログラムを手がけてきた男、伊藤“携帯ストラップはピクミン”雅朗
以上のヒト達。


最終回 


■CT3開発者座談会・最終回


―― 今回入ってるミニゲーム(CRAZY X)、これまた数多いねえ。
菅野 うん、今回は数が多いんだけど、ジャンプするやつ以外は流用しないという方向でなんとか行きたいねぇって話してたんだよね。
岩瀬 やっぱりネタ出しが一番苦労したよね。だって、1のときも2のときもこれ以上のものは無いよ! って感じで終わってるからね。

―― 確か2の時は一人3個ネタを出してこいっていってたよね。
菅野 今回は一人5個出させたんだよね(笑)。
伊藤 2のときはジャンプができるようになったことがあったから、今考えるとだいぶ出しやすかったんだけど、今回はつらかった(笑)。

―― 各自、これはぜひやってもらいたいっていうミニゲームは?
伊藤 UFOとトルネード (※1) かなぁ。いままでの流れとちょっと違って、スキル性云々より運的要素とか見て楽しいとか、そこを重視したゲームが結構入ってる。
岩瀬 トルネードに関しては、最初はメテオって名前で、隕石が落ちてくる予定だったんだけど、プログラマーがとりあえず組んだやつはありものの車が落ちてくるやつだったんだよね。で、これでいいじゃんって(笑)。こっちのほうが見た目で面白いよって。菅ちゃんだけ反対してたけど。


―― 菅ちゃんだけ(笑)。
菅野 しょうがないから竜巻は起こさせてって言った。
岡野 俺はクレイジーボール。(※1)往年の70年代ディスコっぽくなったんで、大満足(笑)。あと、やって楽しいのはねぇプレート動いてるやつ。あれはアツイね。
伊藤 作ってて面白かったのはUFOかな? デザイナーから次々あがってくるUFOが愉快で愉快で。みんな息抜きで、ここぞとばかりに好きなUFOを作ってきたからね。あれが面白かった。実際UFOじゃなくてもいいコンテンツなんだけどね(笑)。

―― 特にUFOである意味はない(笑)。
苑田 一番好きなのはフットボールかな? (※1)見た目のバカ加減がすごいいい!ゲーム性は著しく低いんだけどね(笑)。見た目最高。

―― また、クレタクファンの人はミニゲームで燃えるんだろうね。今までもネットとか見てると、ミニゲームの話題で盛り上がってたし。そういや、菅ちゃんは25種類全部クリアーできるの?
菅野 今回始めてクリアーできないコンテンツがあるよ。フロアーだけどうしてもクリアーできない(笑)。
岡野 簡単じゃーん。走りがチャラチャラしてるんじゃないの? あれは男気で走らなきゃダメだよ。
菅野 あれ? みんな全部クリアーできたの?
一同 当たり前じゃん!(爆笑)

―― 3のミニゲーム集はいままでのシリーズと比べてどうすか?
伊藤 練習っていう意味合いはちょっと薄れた感じはあるけど、そのぶんバラエティーに富んだものになってるんじゃないかな?
岩瀬 見た目的に相当ぶっとんだものにもなってるしね。いきなりエジプトかよ、インドかよ、ディスコかよ!?みたいな(笑)。
菅野 あんなに忙しかったのにみんな楽しそうに作ってたよな。ストレス発散?

―― 次はまたユーザーさんが話題にされる音楽に関して。今回はコースごとにアーティストが決まってたりしますが、その辺は?
菅野 えーっと、僕の独断と偏見で決めました。

―― また趣味?
菅野 趣味じゃないけどね(笑)。一応ラスベガスに合うような楽曲とか、あとウエストコーストはオフスプリングの印象が強いだろうし、ニューヨークも前々作でバットレリジョンが好きだった人もいるだうし、ベガスだったらブライアンセッツァーとか入れると面白かったりするかな? とか純粋に考えてアサインしたの。普通だったら考えられないくらい贅沢に使ってるよね。全部で16曲かな? みんなはどうでした?
苑田 いや、いいんじゃないですか? ベガスがハマッてよかった。
菅野 ボイスとのバランスはすごい苦労してたよね。
苑田 5.1chで合わせてあったりするので、ホントは5.1chで遊んで欲しいんだよね。


―― 全体的にいい感じになってるよね。シリーズ通して聞きなれた曲もたくさん入ってるし、ユーザーさん的にもうれしいだろうしね。じゃあ最後。初めてこの作品でクレタクをプレイする人もいるでしょうし、シリーズ通してのファンもいるでしょう。その辺も踏まえてユーザーさんに一言。
岩瀬 1000回遊んで欲しいよね(笑)。普通ゲームってそうかもしれないけど、このゲームは特にだんだんうまくなるのがわかるゲームだし。
岡野 俺がやったモーションを全部見て欲しいんで、たくさんやって上達してSPEEDYで走るように(笑)。
伊藤 気が向いたときでいいから末永く遊んで欲しいよね。ちょっと遊んでも充実感はあるし。
苑田 自称Xboxのキラーソフトなので(笑)、思い切って本体と一緒に買ってください。
岡野 これ、いくらだっけ?

―― 6,800円カッコ税別(笑)。
岡野 お得(笑)。買ったほうがいい。20人くらいの大人が8ヶ月泣きながら作ったものだから。内容もドロっと濃いものに仕上がったんで(笑)。
菅野 シリーズで一番よくできてるソフトだと思うんですね。クレイジータクシーっていう名前以上にクレイジーにしようってところで、メンバーもタイトなスケジュールのなかいろいろアイデアをだしてやってくれて、メンバー全員の熱き血潮が吹き込まれたいい作品になってます。1、2を持ってる人でも買って損はないと思うし、3で初めてやる人でも楽しめるソフトだと思います。そうそう、不安だったら店頭体験版を触ってほしな。で、“オッ!?”って思ったら買ってみて欲しいな。絶対裏切ることはないと思うからさ。

―― ハードごとね。
菅野 それはあえて言わないけどさ(笑)。


※1:ミニゲームあれこれ


1-G:クレイジーユーフォー


1-D:クレイジートルネード


1-F:クレイジーフットボール


1-C:クレイジーボール




これで開発者座談会はおしまいです。最後まで見てくれたヒト、ありがとう。
最後に菅野が言っていたように期待を絶対裏切ることのない内容に仕上がったと思います。


みんなも是非このゲームに触れてみてください。それじゃ!

 CRAZY TAXI 3 High Roller
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