さんぺー
将来「ゲームサウンドクリエーターになりたい!」キミ達の頭上にさんぜんと輝く2トップ、Hiro師匠&光吉猛修が、プロの「サウンド職人」を養成すべく手取り足取り教えちゃう「さんぺーサウンドスクール」いよいよ開校です!

MUSIC
「さんぺーサウンドスクール」

〜サウンドクリエーターへの道〜




『アレンジ編』:第2回

はい〜どうも〜、さんぺーをご覧の皆さん!
Hello! Everybody! 光吉猛修です!

前回の講座はいかがだったでしょうか?
第1回はアレンジのコンセプト決めとアレンジをする準備の所までやりましたね。
それでは、今回はもう一歩進んで少しずつ手を加えて行きましょう!

それでは復習の意味も含めて前回のアレンジした所を聴いて見ましょう。
と言ってもまだ何もいじっていないですが…

まあ、とりあえず、聴いてみましょう!

聴こう、聴こう〜!

Conquista Ciela(光吉アレンジ01/MP3/400k)>>

ですね〜、
何が?
いやいや先週はこうなっていた訳ですよ。

さて、今週はアレンジのコンセプトの一つとして掲げていた、オブリ(前回参照)の部分を人の声のコーラスにしてどんな感じか、と言う部分とリズムをいじって見ようと思います。

まず、健太郎曲の要となるオブリの扱いをどうするか?
考えたあげく、今回は自分の声でコーラスと言う扱いでやってみようか、と言う事にしました。ただ、いきなり声を録音するのも時間がかかりそうなので、

「かる〜く声っぽい感じの音色にしたらどうなるか」

を音色を切り替えてシミュレーションしてみました。聴いてください。

Conquista Ciela(光吉アレンジ02/MP3/296k)>>

ほほ〜ぅ、思っていたよりおかしくないぞ、…多分。
心なしかスッキリした様な気もするしね。きっと大丈夫でしょう。
きっと…
あ、いや、良いかも?、良い感じかも、いや良い!

無理矢理納得して、これを元イメージとして、自分の声を入れていくことにしましょう。
でも、とりあえず歌入れはもっと後の作業なので、これはこれで置いといて次は
リズムのアレンジです。

さらっと聞いてみると、基本的な四つ打ち(バスドラムが「ドン!ドン!ドン!ドン!」
と1小節の中で鳴るリズムパターン)は変えない方が良さそうですね。
ただ、展開を変えたい場合はちょっと変えた方がメリハリが付いて良いかもしれません。

と言う訳で、これ↓を
Conquista Ciela(光吉アレンジ03/MP3/144k)
>>

こんな↓感じにしてみました。
Conquista Ciela(光吉アレンジ04/MP3/136k)
>>

どうでしょう?
細かい所ですが、全体のリズムとドラムのリズムを合わせる事で流れがスムーズに
なったりする事もあるので、その辺りも直しておこうかなと思います。

まだ、基本的な音色や歌を入れていないので変化がわかりにくいかも知れませんが
こう言う地道な作業もアレンジの一つ、と言う事でご理解頂ければと思います。

さて、次回ですが、
オケヒマスター健太郎師匠のソロ部の作成、そして曲の
後半を更に盛り上げる工夫をしていきたいと思います!

では、恒例となりました本日の一言!!

地道な作業もアレンジのうち

お粗末様でした!
次回へ続く。


■校長より一言...。

物作りは作曲も効果音制作もアレンジも
レゴも試行錯誤が大事。
思いついたアイデアを形にしてみて試し、さらによい物へと変化させていくのだ。
一度でき上がった物に満足せず、上を志す気持が大切です。

「ま〜、これでいっか...」

と思ったらそれ以上良い物は創造できません。
しかし、ここで難しいのが「これで完成」を見極めるところ。
ハマってしまうと、せっかく「いい感じ」に仕上がっている物がどんどん悪い方向へ行ってしまいます。

「これが最良の物」を判断する耳は経験で育て上げるしかありません。
いろいろな楽曲を聴いて勉強しよう!

それでは次回も宜しく。

2002/06/26 Hiro校長