
ヒットメーカーサウンドチームの使用機材を紹介!!
Vol.06:Hiro師匠編 其の3 |
■其の3 MAC編
ども、Hiroです。
ますます持って機材紹介ページの内容が全くわからん!と不評の企画だが、更に無視して第3回目。
今回はMAC編。
仕事の大半がこの中で行われる今日。
そのブラックボックスを詳細にお届けしよう!
わからないからと言って斜め読みとかしないように。
それでは、早速行ってみよう!
■MAC

まずは本体。
これがないと始まらないね。
最近入れ替えたものだが、入れ替えたとたんこれより早い1.4GHzが発売された(ToT)
う〜む。
ま、コンピュータの世界は日進月歩。
新しくしてもすぐに「古いもの」になっていく。
因みにこれは、PowerPC G4/1.25GHzのDualプロセッサー。
こいつのパワー次第で、使えるトラック数とエフェクタープラグインの数が制限されるのだ。
なのでできるだけ最速の物を使いたい。
OSはOS9。
未だにX(テン)へは移行していない。
プラグイン関係でまだ未対応の物があるためなのだが、たぶん夏頃にはXで全て行うようになるだろう。
でも、来期に入るサウンド新人は最初からXの環境で開発を行う予定。
きっと彼が人柱となり問題を解決していってくれることだろう。
■モニター

モニターはデュアルモニター!!
右側のモニタはホントはPC用なのだが入力が2系統あるためシーケンサー(作曲ツール)を使うときはMACのサブモニタとして使っている。
しかも今回のMACはデフォルトでデュアルモニター対応なのでGOOD!
シーケンサーでオーディオデータを扱うようになってから、ミキサーやらプラグインやらといろいろ開くので、広い作業スペースが必須になってきた。
とは言っても小林のように、「ちっちゃい文字が見づらいですぅ..」と解像度をわざわざ下げてでっかく表示するヤツもいるが...。
■サウンドツール
サウンドで使われるツールは主にシーケンサー(作曲ツール)と波形編集ツールだ。
シーケンサーはHMではCUBASE派とLOGIC派に分かれる。
サウンドからゲームコンテンツへのデータ提出はスタンダードMIDIファイルか波形データ(WAVデータ)なので、それを制作するツールは別に制限されることは無いのだ。
なので、各個人の使いやすいものを使用している。
因みに私はCUBASE!!
LOGICにも惹かれるが、ずっと昔からこれを使っているので今更変更するのは大変。
CUBASEはかなり使い込んでいるのでもう他のソフトへはもう移れません。
波形編集ツールはPeak 3を使っている。これはサウンド全員が使っている。
でもたまにAlchemy(販売は終了している)なんかも効果音作りには有効だ。
■プラグイン

このずらっ〜と並んだのはシーケンサーにインストールしているプラグイン達。
ソフト音源とエフェクトに分けられる。
一つ一つ紹介しようと思ったけど、知らない人には全くつまらないと思うので主だった物を紹介していこう。
【Steinberg LM4】
これはドラム音源。
その昔、YAMAHAのRX-15(ハングオンとかで使用)から始まり、KORGのDDD1(確かパワドリで使った)とかのリズムマシーンと呼ばれていた物から、S−1000、E-MUなどのサンプラーへと移り代わっていったドラム音源。
今ではこのLM4がメインになっている。
基本的にサンプラーと同じなので音色を入れ替えればどんなドラムの音も出る便利物だ。
しかも昔に比べ格段に音質が良くなり打ち込みさえ気合い入れればよりホンモノっぽい音が出せるようになった。
もちろんシーケンサーで音を加工してわざとホンモノっぽくない音も再現できる。
便利な世の中である。
【NI PRO-53】
これはソフトシンセ。
アナログシンセをシミュレートしたものだが、幾度もバージョンアップを重ね、現在の物はかなり協力になっている。
ソロに良し、バッキングに良し、効果音にも良しと良いことづくめ。
一番のお気に入りソフトだ。
■聴いてみよう〜
他にもいろいろと良い物はあるのだが、言葉で書いてもあまり伝わりそうもない。
と言うことで今回は音素材を用意してみた。
これは新しいMACに移行したときにプラグインのテスト用に作った物なので曲としてはショボイ(と言うか曲じゃない)が、エフェクトを使ってないときと、使ったときの差を聴き比べるのにはちょうど良い素材だ。
では、まずその元曲を聴いていただこう。
こちらNo_Effect.mp3(MP3/680Kbyt...でかい!)
どう?
ショボイでしょ?
曲もショボイが音質もぺらぺらです。
奥行きもパワーもありません。
さて、この音源に上の写真にあるエフェクターをかけてみると...。
こちらOn_Effect.mp3(MP3/680Kbyt...これまたでかい!)
どう?
全然違うでしょ?
ショボイ曲もエフェクターで味付けすればそれなりに聞こえるようになります。
それぞれの音も立つし、全体のパワーもアップする。
う〜ん、エフェクターってすっばらしすぃ〜。
これを外のハードでやろうとするとミキサーやら外部エフェクターやら録音機材やらで凄いシステムを構築しないといけなく面倒だったものが、MACの中だけでできてしまうのだ。
もちろん外部エフェクターなどのハードにはそれぞれ良いところがあるが、最近のソフトの進歩はすばらしい。効率化とクオリティーアップにかなり貢献しています。
きっと今後はもっとソフトが進化して、面白いことがどんどん出きるようになっていくことだろう。
もちろんそのためには自分も勉強していかないといけないのだが...。
と言う訳で、私の機材紹介は今回で終了。
やっと終わったよ〜!
なんてこと言わないように。
機材が増えたらまたやります。
じゃ!
2003/03/26 Hiro
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