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DCの時に初オンラインした時の実体験をもとにギャグ風(一応w)に書いてみました。
似たような体験もされた方がいるのではないでしょうか。
笑いながら軽く流して読んで下さい。 |
わいわい がやがや
ここはハンターのみんなが集まるロビー。
ついにこの日がきた。
今日から俺もハンターズの仲間入り。
それまでどんなに修行をしきたか。
目を閉じると修行の日々が思い浮かんでくる。
触覚の生えた鳥に追われ、ある日は土からでてくる熊に襲われ、ある時は空から変な物体が落ちてきたと思ったら、中からハエのようなものがでてきてそいつらに刺され、
ある時はいきなりそらから振ってきたゴリラに殴られ、仕舞にはドラゴンに蹴飛ばされ・・・・・・。
よく生きてたな俺。
思い出しただけで寒気が・・・。
しか〜し、それはもう過去のこと。
と、自分に言い聞かせる。
今、俺は、強くなった俺を証明する日がついにきたのだ。
よしいくぜ。
「はじめまして」
第一印象はよくね。
「あ゛ん」
モヒカン!隣にはアフロ!
・・・・・・。
沈黙。
「失礼しました」
一目散に立ち去る。
「どうしたんだ?」
「さ〜。なんか逃げていった。」
と二人は去っていった彼を見ながら言った。
「は〜ふ〜は〜ふ〜は〜」
物影に隠れながら、息を吸って〜はいて〜吸って〜はいて〜と、深呼吸をしながら息を整える。
モヒカンにアフロ!
怖い怖すぎる。
物陰から様子をうかがう。二人で何か話し合っているようだ。
それにしても、ロビーにはいろいろな人が集まるんだな〜。
しみじみ〜。と、ロビーの様子を伺う。
おっ、あの子かわいいな〜。おっあいつはふとりすぎだろ。
物陰に隠れ、観察する事、数十分。
さて、リベンジだ〜。
今度は普通の人にしよう。
おっあの二人がいい感じかも。
あの二人にターゲットロックオン。
レイマーとハニュエールの二人。
「こんにちは。はじめまして〜」
「おっはじめまして」
「こんにちは」
やった〜いい人達かも。
「今日俺もハンターズの仲間入りしたところなんです」
「おっそりゃめでたいな。おめでと〜」
「おめでと〜」
うぅ。感涙。
「俺、ナタって言います」
と、ぺこりとお辞儀する。
「俺は、レイ、それでこっちが楓」
「よろしくね。ナタ」
とカードを渡された。
お〜。こ、これが噂のギルドカードか。つ、ついに初ゲット。
お返しをしなくては
「はい。これお返しです。」
ナタもカードを渡した。
「それじゃ、カードも交換したし早速行くか」
もしかしてこれは待ちに待った冒険では!
レイはなにやらにやにやと不敵な笑みを浮かべているが、それは何の笑みなのか、突っ込むべきなのかそのままにすべきなのか。
「ナタの初冒険を記念して早速冒険に出発するぞ」
「わーい。ついにこの時が来たー」
思わずバンザーイをしてガッツポーズもおまけにつける。
「うしっ」
「それじゃあ。遺跡に行くか。楓もいいか?」
「私はOKよ。けど・・・」
心配そうな顔でナタを見る。
はて?何がいけないことでもしたかな?その前に遺跡ってどこだろう?
考えてもしょうがない。そんなことより冒険だ冒険!
「なんでもどーんとこい!」
「本人があーやって言ってるんだから大丈夫だろ」
レイの顔は、楽しそうな、また不適な笑みを浮かべている。
「私は、どうなっても知らないわよ」
楓の心配をよそにナタは一人でこれから始まる冒険に一人胸をおどろされるのであった。
「ここが遺跡か〜」
森しか知らないナタにとって、そこは別世界だった。そもそも雰囲気が全然違う。生き物の気配というものが感じられない。
何か出そうな雰囲気だ。
しか〜し、そんなの俺には関係ない。この愛用のセイバーとハンドガンでどんな敵でも楽勝なのさ〜。
レイと楓は。
「うわ、何だその大きさは〜」
?×2
「大きさってこれが普通だよな?」
「そうよね」
レイは長銃、楓は大剣を装備していた。
ハンドガンとセイバーを見比べる。
・・・・・・。
「さて出発しましょ〜」
逃げたな。
逃げたわね
と思う二人だった。
「ほら早速敵さんのお出ましだ」
レイがナタにとって記念すべき一匹目を発見した。
一匹目だ〜。あ〜記念すべき一匹目だ〜。
ナタの興奮は最高潮へと達した。
「ほらナタ行って来い。おまえの力をみせつけてくるんだ」
「はいっ。一番ナタ行かせていただきます」
うりゃー
と掛け声と同時にそいつめざし駆け出した。
「ちょ、ちょっとナタ」
楓さんが何かさけんでいるようだが、ノープログレム。
こいつは俺の獲物だ〜。
先手必勝。
そのままの勢いのままきりつける。
1、2、3。
見よ。この俺のきれいなフォーム。
「ふっまたつまらないものを斬ってしまった」
へへ完璧。
そう感じたのは本人だけだった。
がつん
「はうぅっ」
そいつの左フックがこれでもかというぐらいきれいな形でナタの顔面にヒットした。
なさけない悲鳴と共に鼻血を撒き散らしながらナタは吹っ飛ばされた。
その様子を見ていた二人はすたすたすたとナタに近寄り、足をつかむと引きづりながら安全なところへと非難した。
「ぎゃははは、普通真正面から突っ込むか。あーはらいて〜」
「大丈夫?ナタ?」
「もう燃え尽きたぜ。真っ白になっちまった。左を制すものは世界を制す」
がく・・・。
「ちょっとナタ。しっかり。レスタ、レスタ」
急いでレスタを唱える。
「あははは。ひー腹いて〜っ」
迎えたのは腹を抱えて笑うレイと、心配そうに覗き込む楓だった。
「見事な吹っ飛びっぷりだったぞ。くくく」
まだ笑ってる。
「ナタ大丈夫?」
「うぅ何とか。楓さんがレスタを?すまないっす」
「そんな事気にしないで。ほら、助け合いだからね」
うるうる。楓さんあなたは女神様のようだ。
「それにしてもお前弱いな。それにいきなり真正面から突っ込むなんて思わなかったぜ」
くくく。
と、また笑い出した。
「そんな事言ったらかわいそうよ」
楓さんやっぱりあなたは女神だ。
ナタの前に再び女神が舞い降りたようだ。
「いくら弱いからって本当の事言ったら可哀想よ」
前言撤回。
うるうるうる。
むなしくなり涙が滝のように出てくる。
「あっナタ。ごめんなさい。そういうわけじゃなくて。ほら、頑張れば強くなれるって言いたいのよ」
どうせ俺は弱いよ。いじいじ。
「がはっはっは」
再びレイが大笑いすると言う悲しい結末になった。
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