第三弾 面白エピソード

 



EPISODE1  

■死闘

きむち様

あれは私が2ndキャラのフォニュームを作ったばかかりのころ。

オンラインで旅の仲間をつのっているとき私のすぐ横にまったく同じ容姿のフォニュームが!まぁ、オンラインではよくある事なんですがその後ろにはなんとさらにソックリさんが!その後しばしの間チャットを交わし、友情成立!

「よーし潜ろうか!」

私の言ったその一言がこれから始まる惨劇の幕開けでした。三人とも微妙に身長が違うだけでほとんど見分けがつかないほど似ており、そこから決めゼリフを作成。

「我らバカ三兄弟!」

全員これをショートカットに入れ、いざ冒険へ。ノーマルの森に到着して2分とたたずに三男、ラッピーに撲殺。実は三人のレベルは長男レベル2、次男(私)レベル2、三男レベル1、という状態でした。しかも全員ほとんど初期装備のまま。無論テクニックも・・・そして惨劇が始まった。

唯一装備可能な杖を手にモンスターの群れに飛び込む我らがバカ三兄弟。雄叫びを上げつつ袋叩きにあう長男。死にゆく瞬間にショートカットを御作動させ殺した相手に「ありがとうございます!」と礼を言う次男(私)何か喋ろうとしするが遅いタイピングのおかげで「いったん街のもどりましょう」と言った瞬間に魂になって街に帰還する三男。

惨劇は続く。

ムーンアトマイザーで弟を生き返らせた直後自分が死んでゆく長男。復活させてもらいメセタとアイテムを拾う間に囲まれてしまう次男(私)。ラッピーに復習を誓うもブーマに行く手を阻まれ無意味に死にまくる三男。何故かメセタを大量に所持していた長男から三分の一のメセタを貰うもそのほとんどがモノメイト、ムーンアトマイザーに変換、使用。迫りくるテレホの終了時刻。

「明後日中間テストがある」と言っていた長男の成績を心配する弟X2。途中参加してきたが「ゴメン。フォニュームだけだった?」と言って弁解する間もなく消えゆくレベル27のヒューマー。そしてついに朝6:40分ドラゴンに到達。アイテム及びメセタを預け、いざ突撃!秒殺。その後、街で別れを惜しんでいるとテレホ終了。慌ててチーム解散。

あのあと三男にはなんどか顔を会わしましたが何故か長男は行方知れず。彼は今どこでなにをしているんだろう。

あれが原因でネット禁止になっていないことを祈るばかりだ。


EPISODE2  

■彼の大誤解、彼女の間

HUMBERT様
はじめて会ったときの彼女の印象は「おとなしい子だなあ」だった。口数が少ない、というよりもむしろ、必要のないこと以外はほとんど何にも話さないハニュエール、それが彼女だった。

彼女が無口な理由は、すぐにわかった。キーボードに不慣れなのだ。最低限の会話に必要な言葉は、ショートカットに登録してそれで返事をしている、というのが実情だった。それでも、僕が話し好きなせいもあって、しきりに話しかけているうちになんとか返事をしてくれるようになった。幾分たどたどしく、時間もかかりはしたが。

キーボードが苦手な彼女の採った会話法は、「極力短い言葉で会話する」という大胆なものだった。たとえば、

僕 :「キミはレアアイテムをよく拾うねえ」
彼女:「うん52」
僕 :「?」

…これは翻訳すると、「いまラック(運)が52まであがったから出やすいのかな?」という意味だ。これでは、まったく伝わらない。(のちにレア出現率とラックは無関係らしいと聞いた)その日から僕たちは、よく2人で遊ぶようになった。僕のほうが少しレベルが高かったので、僕がサポートをする形で冒険をし、彼女のレベルアップを手伝った。冒険の合間にする会話は、あいかわらず時間がかかったり、意味不明だったりしたが、それはそれで彼女らしく微笑ましかった。

彼女:「さいきんわ」
「つないだら」
「さいしょにきみを」
「さがすよw」

と、言われたときは、ちょっと照れたが うれしかった。僕はレイマーだったが、サポートするのに必要なテクニックがたくさん使えるよう、マグはMIND中心に育てたりするようになった。そうして数週間が過ぎた、ある日。

彼女:「いいものみせよっかw」

そう言った彼女に続いて森に降りていくと、「いいもの」の正体は、すぐにわかった。彼女の手には、緑色に光る両剣が握られていたからだ。

僕 :「あっ、ダブルセイバー!!」
彼女:「w」

ダブルセイバーと言えば、当時 ハンターの間では欲しい度がダントツNo.1のレア武器だ。彼女も以前から欲しがっていたのだが、ようやく手に入ったので、これから初めて使ってみるのだそうだ。

僕 :「かっこいいねえ>ダブルセイバー」
彼女:「うん」

彼女はブーマ相手に試し斬りを始める。初めて見るハニュエールの両剣モーションは、なかなか鮮やかでカッコよかった。

ひとしきりダブルセイバーを振り回した後で、彼女はとつぜん、言った。

彼女:「すき」

・・・えっ?
いま、「すき」って?
好き・・・って?

なにか、返事をしないと。黙っているのは、不審すぎる。でも、なんて答える?え、えと・・・あせりが、会話に妙な間を空ける。クイックレスポンスが売りのハズだった僕が。でも、彼女は、僕の返答を待ってはいなかった。

彼女:「でかい」

・・・?
「でかい」?
・・・
「すき」「でかい」
隙、でかい・・・?
・・・
ううう・・・

僕 :「あ、確かにそんな感じだね>ダブルセイバー」
彼女:「つかえんw」
僕 :「ははは」
彼女:「w」

うううううう・・・

ラグオル(森エリア1)の抜けるような青空が、なんだかやけに目に沁みた。

EPISODE3  

■我が家の小さなハンター

たくにん様
夫婦でPSOを始めて2ヶ月。
最近、3歳の息子がこのゲームを始めました。

せっかく買ったばかりのセガピコにはもう触ってもいません。(T_T)最初はグリグリ方向キーに悩み、Rトリガーも引けないので画面を見ていると、こっちが酔ってきます。

…が、2,3日もしてくるとなんともまあトリガーなしでも行きたい方に動かしてるではありませんか。※なぜか3連攻撃は最初から出来てました。また、さまざまなスラング?!等も出てきました(笑)

ピッってしる←する=各スイッチの事(彼は森しかいけない)いい音するやつ  =日本刀の武器 (彼はアギトマニア)黄色いとりしゃん=ラッピー(なぜか川に連れて入れたがる)いぬ及びガオー=ウルフ系(出ると若干テンションDown)さまざまな事を物凄い速さで覚えていく我が息子にビックリします。

そしてとうとうオンラインデビューの日が来ました。前から私がやっているのを見て「おともだちだ!」を連呼する毎日に折れて繋ぎました。

「3歳なんです」とは決して言えず普通に乱入してやらせました。さすがにキーボードは私が打ちましたが、他は全て彼がやってました。ドラゴンを4人で倒したあとみんなが「お疲れ〜」「助かったよ」と言いました。←「助かった」は息子にいったわけではないw

そのときの息子と僕のやり取り

僕「みんなよくやったね〜っていってるよ」
息子「・・・・・・」

なにも言わないのであれ?と思い、顔を見ました。そのときの息子の笑顔は見たことの無い、なんかやったぞ!といいたげな、そんな笑顔でした。

実に将来が楽しみなハンターが誕生しました。


EPISODE4  

■「ステキ」な冒険

とがし様
彼と出会ったのはUS版が発売されて間もない頃。

USサーバにて話しかけたところ「やっと日本人に出会えた!」と大喜びしてました。彼は日本語勉強中のアメリカ人です。その時以来意気投合して何度か冒険に行っていたのですが、これは2回目の冒険の時の話です。

その日は、ロビーで知り合ったSさんとTさん(共に日本人)・私・彼の4人で冒険をすることになりました。道中、日本人同士の会話ですら英語でするような状況でした。

我々がレベル20前後だったにも関わらずTさんはレベル100のハニュエール。そんなTさんをいたく気に入った彼は彼女に「super girl!!」と感嘆の声を上げ、強い武器を拾ったときなんかは「これでsuper girl並に強くなったぜ!」(もちろん英語)と叫びながら敵に突っ込んでみたり。我々も調子に乗って素手で戦いながら「karate!!」などと叫びながら森から洞窟を進んでいきました。

洞窟の途中、Sさんが装備していた杖を見てTさんが「さっきのステッキ何?」と聞いていました。しかし、ステッキのスペルが浮かばなかったのかローマ字で「sutekki」と打っていました。そこは我々日本人、言いたいことは分かったのですが、彼には謎の言葉だったのでしょう。「What's sutekki?」と聞いてきました。英語版のワードセレクトを調べていた私には「ステッキ=stick」と分かっていたので「ステッキとはスティックのことだよ」(英語)と説明したんですが、どうも腑に落ちない様子。必死に思い浮かぶ言葉を並べる日本人3人の努力に同情したのか「??混乱してきたけど、分かった!ありがとう!」との答え。たぶんわかってないんだろうなぁ〜と考えていると、脈絡もなく彼が「スペースチャンネル5ってやったことある?」と聞いてきました。そこはsch5大好きな私ですから「あるよ!あれは面白いよね!」と返し、しばしそんな話題で盛り上がる。すると「スペースチャンネル5で“sutekki”という言葉を聞いたことがある」と言うではありませんか。…やったことのある人ならば分かると思うんですが、確かに言うんですよ。あるキャラが主人公に向かって「ステキーーー!」と。

そう、彼は「ステキ」と「ステッキ」を勘違いしてる様子!!その後慌てて「ステッキとステキ(素敵)は違うんだ」と説明する日本人がいましたとさ。

その後彼は回線不良で落ちてしまったのですが、「楽しいアメリカ人だったねー」と盛り上がりました。SさんやTさんも、この冒険後も彼と何度か遊んでいたようです。彼との楽しい冒険があったからこそ、海外の人とのプレイにはまっている私です。

EPISODE5  

■家族でハンターズ

まめやん様
うちの一家は家族4人で今日もラグオルへ。(^^)

最初に始めたのは主人ですが、そのうちに私と二人の子供も始めて、今ではドリキャス2台にBBAで常時接続。今日も夫婦で、親子で、姉弟で..暇さえあればオンに潜っています。(^^;) こんな家族って他にもいるのかなぁ。ちなみにGameJamのホームページ(http://www.sega.co.jp/dreamcast/gamejam/image/cospre03b.jpg)にコスプレーヤさんと一緒に写っているいるのがウチのチビ戦士達なんですよ〜。さて、そんなある日。我が家の最年少プレーヤである息子(幼稚園児=チビ・レイマー)がオフで機嫌良く遊んでいたのですが、よく見るとマグを装備していないではありませんか。また、操作を間違ってフィールドに落としてきたのかな?と思って”マグはどうしたの?”と聞いてみたところ、 「れいきゃしーるの、おんなのこがマグなくしたって言ってたから、ぼくのマグあげたんだよー」と答えるではないですか。

ん?あげた?確かオフで遊んでいたはずでは...???と不思議に思いつつも「誰にあげたの?」と聞いてみたのですが、その答えに...爆笑。(^O^)

マグをプレゼントした相手は、何と!オフラインクエストに出てきた”エルノア”だったのです。(^^;そう言われてみると、”鋼の心”で初めてエルノアに出会うシーンで、マグがいなくなったって言う台詞がありましたよね。

それを聞いた息子が、とっさにアイテムリストを開いて、自分の装備していたマグをエルノアの前に置いたのだろうと想像すると、笑いが止まらなくなりました。(笑)

そういえば”戦いのいしずえ”でも、キリークの台詞を(漢字が読めないなりに)最後までちゃんと聞いたかと思うと、おもむろにソフトキーボードを開いて”うい〜”なんて言ってましたし(^^;)、倒れてるアッシュ君の前では、ムーンアトマイザとモノメイトをお供え(?)してたこともありました...。彼にとってはオンもオフも同じ世界なんでしょうね。もう、ほんとドップリって感じです。幼稚園児まで夢中にしちゃうなんて、PSOって何て凄いの!..と、関心することしきり。

「さ、また今日も、息子のレベル上げに付き合ってやるかな...」なんて言いながら、実は付き合ってもらってるのは、私のほうかな。(笑)


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