Hitmakerのスタッフによるリレーコラムです


ついに、回って来てしまいました・・・秀弥さんに漫画を貸した事をチョット後悔しているデザインのゆる見(本当は漢字なのですよ・・・)です。
お題は「俺と格闘漫画」・・・って!そんなに詳しくないんですがどうしましょう。
う〜ん・・・
とりあえず持っている格闘漫画について自分なりに感じた事などを勝手に語ってみたいと思います。

■「グラップラー刃牙(バキも含めています。)」板垣恵介(秋田書店)
 総合格闘技、異種格闘漫画

良いですね〜!正直あまり好きな絵柄ではないのですが、それを超越したものがあります!!
何が良いかと言うと初めは、普通にストーリーが進んでいくのですが、単行本9巻から20巻までの11巻を中学生の頃の回想シーンで使い21卷から最終卷42巻まで、たった一つの大会で使っているあたりですかねーこの話を聞くだけですと、「おいおい!」って思うかもしれませんがこれがなかなかどうして全然飽きのこない熱〜いストーリー展開(大会だけなんですけどね^^)になっています。
大抵この手の作りの漫画で多いのは、メインキャスト(主人公など)の試合に時間を取ったりする事が多いのですが、全試合カットすることなくストーリーだ展開していくため、「誰が勝ち上がってくるんだー!!」って感じが熱いんですよ!
続編の「バキ」は、例の大会が終わってからの話なのですがこれまた独特のストーリー展開!
是非「グラップラー刃牙」を読んでからお読みください。

■「餓狼伝」作画 板垣恵介 原作 夢枕獏(講談社)
 空手をベースとした異種格闘漫画

ん!?っと思った方もいると思うのですが、その通りです。「グラップラー刃牙」と同じ作者です!
って事はやっぱり良いです!個人的には「餓狼伝」の方が好きかもしれません。
元々夢枕獏先生の小説をコミックにしたものなのですが、オリジナルストーリーなどが入っていて原作を知っている方でも楽しめる一品になっております・・・実は小説の方は読んでいないので知らないんですけどね。
そうですね〜熱いところは、空手VSプロレスって色が強く(空手もプロレスも大好きなので)
「刃牙」よりもリアル(!?)な感じなとこなんか良いっスねー。
単行本で空手の大会が始まったのですが・・・って事は、やっぱり!?全試合描く気満々な感じです。しかし「刃牙」と違いがなんと主人公が大会に出場していません!!って大丈夫なのか!?
まぁなんだかんだ言っても出てくる奴すべてかなり濃いキャラクター達なので何の問題もなく進みそうな気がします。う〜ん楽しみだな〜
週刊少年マガジンで「餓狼伝BOY」同作者の漫画が連載されているのですが、単行本が出ていないため一切漫画雑誌を読まない自分には語ることができません。読みてー!!

■「高校鉄拳伝タフ(TOUGHも含めています。)」猿渡哲也(集英社)
 オリジナル格闘技、異種格闘漫画

これまた良いです!個人的に「高校鉄拳伝タフ」と「グラップラー刃牙」とは表裏一体的な漫画のような感じがします。
読んだ感じストーリーなどはやや似たところも有るのですが(題材が同じですからねー)両者で大きく異なるのは・・・それは、「グラップラー刃牙」はストライカー系(打撃)対して「高校鉄拳伝タフ」はサブミッション系(寝技)主体で描いているところですかねー。(言うなればK-1をみるかプライドをみるかって感じですかねーw)
オリジナル格闘技ですから当然オリジナル技が多いのですが、これがまた凄いんですよ!何が凄いかと言うと複雑なんです。
ほとんど知恵の輪ですねw何度か友人に試してみたのですが無理でした。
そんな。未知な技を見たい方は是非!・・・誰かプロレスで使わないかな〜

■「拳児」 作画 藤原芳秀 原作 松田隆智(小学館)
 中国拳法漫画

なんとこれが自分にとっての格闘漫画記念すべき第一号です。
この漫画は通常の格闘漫画とは異なりトーナメントや大会などがあるわけではなく基本的にストリートファイト!
主人公が行方不明になった祖父を探して中国を旅歩きその土地その土地で武術を身につけていく勉強型ストーリーそれが何とも熱い!!
それになんと言っても技の型を細かく説明しているのでついつい漫画片手にやりたくなちゃうんですよね。

■「コンデ・コマ」作画 藤原芳秀 原作 鍋田吉郎(小学館)
 柔術 異種格闘漫画

お気づきの通り「拳児」と同じ作者です。これは、柔術をブラジルに伝えた人をテーマにした漫画で・・・「お!?」っと思った方も多いでしょう。そうです!あれです!グレーシーに柔術を教えた人です!
なんて偉大な人なんでしょうかあなたの様な人が居たからこそ今の格闘業界がこんなにもヒートアップしているじゃありませんか。
って事はですよここで語る事など何も無いんですよ!
なぜなら、面白いに決まってるのですから!!

■「軍鶏」作画 たなか亜希夫 原作 橋本以蔵(双葉社)
 空手 最近異種格闘技ぎみ漫画

これは、一巻が出た時に目を引かれてついつい表紙買いしたのもなのですが、読んでみてビックリ!いきなり主人公が親を殺し少年院に入れられるってところから始まるのですがとにかく暗い!今まで紹介したのもは、主人公が良い奴なのですが「軍鶏」にかんしてははっきり言って「悪」今までの物とは一線を引けると思います。
毎回毎回どうなるか予想できないストーリー展開、主人公の心の描写、かなり濃いですね〜。
突然、次のページで拳銃で撃たれて終わりになっても個人的には納得できてしまうほど最後が読めない漫画です。
もうこれはかなり「やばい!」です。・・・そういえばここ何巻か主人公見てないな〜。

■「拳闘暗黒伝セスタス」 技来静也(白泉社)
 拳闘(ボクシング) 異種格闘漫画

いよいよ、前回のふりにあった「拳闘暗黒伝セスタス」です。
そうですね〜個人的には、あまり格闘漫画って括りにしていませんでしたがやってる事は確かに格闘技なのですよね・・・
舞台は中世ヨーロッパ、とある奴隷収容所にいる拳奴の主人公のサクセス(?)ストーリーなのですが、これまた暗い!「軍鶏」とは違い主人公は、とても良い子で必死に生きているだけなのですが、なぜか悪い事ばかり起きてしまいます。(そりゃ漫画だからねって突っ込みは無しで。)
それでも、細い希望が主人公の心を支えている何ともやるせないストーリー展開になっております。
格闘好きじゃ無い方にも楽しめるとても良質な漫画です。

これで、ラストにしときます。

■「空手バカ一代」作画 つのだじろう、影丸譲也 原作 梶原一騎

外せないでしょう〜これは「大山倍達」ですよ!「ゴットハンド」ですよ!
とにかく凄い!凄すぎます!!何も無いところからたった一人で世界を旅して空手を広め世界に空手とゆう種を植え、さらに数多くの偉大な弟子をも育て、本人は牛をも倒す!かっこよすぎるよ〜!言うなれば、空手界の神ですね。
うわ!?しまった!漫画について語ってないじゃん・・・まっいいですよね。漫画の説明みたいなものだしとにかく読むべし!!
「大山倍達VS牛」のDVDってないんですかねーあるなら、是非欲しいのですが。

あまり詳しくないのでこの辺で〆て次の方に回したいと思います。
では、杉原さんに熱く語って頂きたいと思います。
お題は「侍に生まれて」。



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■ゆる見 俊彦(デザイナー)
ようやく「頭文字D」チームから脱却。今回は丸秘プロジェクト在籍のデザイナー"ゆる見"さんでございます。
やたらテンションが高く若手芸人気質。とりあえず「危ないからやるな」なんて言われたら確実に前フリだと思ってます。
そんな彼について周りの先輩たちに話を聞いてみました。「まあ、バカってことですかね(里見談)」・・・

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