Hitmakerのスタッフによるリレーコラムです


もうすぐ産休、これでコラムは永遠にまわってこないと高を括っていたのに・・・

今年の抱負ですか?わたくしが今年は産休育休で業務ナシと知ってそのお題ですか?出産と書け、ということですね。
むちゃ個人的な抱負じゃん、というか予定。

ま、個人的といってもみなさまの豊かな老後の為に納税者をこの世に送り出す訳ですから、お願いしますと頼まれてもいいくらいですよね〜
 ・・・なんて偉そうにしてみましたが、ママとしては、別に納税しなくてもいいから無事に生まれてちょうだい、と思っています。

子供が自分に似たらいやだな、と思っている人もいますよね。
外見はプチでも整形でもなんでもしてくれといったところですが、私の場合は特に性格が心配です。
自分と同じように悩んだりするのかと、それを考えただけで「もういい・・・」なんて思います。
世の中には「子供は純真」「子供は素直」というタテマエのような言葉がありますが、そうでもないということは自分の経験でよっくわかります。よね。

●明るいご挨拶の影に
幼稚園のとき、挨拶のタイミングに悩んだものです。
先生がどのくらい近づいたときに挨拶すればいいのか。
遠すぎてもその後の間(ま)がもてないし、あまり近づきすぎてもそれまで知らんぷりをしていたようだし、幼い私は困りきり、うーんとうーんと、と、とうとう我慢できなくなり、ついに!

「先生おはようございます」・・・

するとまわりの園児たちはなんのわだかまりもなく(?)「おはよーございまーす」なんて続くのです!!
みんな、何も思わないの?
どうしてそれまで可愛くぼーっとしていられるの?
〔未だに困っているのが廊下で人に会ったとき。どういう態度をとったらいいのか。わたくし、いつも恐い顔をしているそうなので、それをカバーしようとニヤニヤしてなんとかやり過ごそうとするのですが(目が悪いので見える限り)、どうして人は何気なく擦れ違えるのでしょうか。あぁ小心者。もういっぱいいっぱい。〕

●笑顔の影に
・人は笑うと目が細くなります。
しかし、私は笑うと目が閉じてしまう。
したがって前が見えなくなるので、笑うときは必死に目を開けているのですがみなさんはどうして笑いながら見えるのですか?悩みませんでしたか?
※今では長年の修練によって、見ながらにして笑えます。

(それで眉間に皺がよるのかしら)(但し、ナルコレプシーというキテレツ症ゆえ激しく可笑しいときは配慮できません。お見逃し下さい。)

・泣き顔も前が見えなくなります
(以下同文+泣いているので更に感情的余裕なし)

●肩車は好きなのに
幼少時、珍しく父が肩車してくれた。が、落とされて死にそうになった。でもそれは、つかまろうかどうしようかと悩んだ一瞬の出来事だったのです。
既に薄〜くなっていた父の頭頂部、そこの希少な髪を無下に掴んでいいものかと・・・
吐き気で青い顔のまま寝かされている私の上空で、さらに青くなった母が「こんな小さい子を手放しで乗せるなんて」と父を責めていましたが、「つかまっていると思ってた」と弁解する父に、まさか「パパの髪が少ないのに掴んでいいのか迷った」なんて言えませんでした。
(そんな語彙もない年齢でありましたが)

肩車のとき、少ない髪の毛をつかんでいいのか?
それを本人に言っていいのか?
(あ、それであまり肩車をしてもらえなかったのかしら)
※最近夫に「耳につかまれば良かったのに」とアドバイスを受けました。

●少女は仲良しかも
1.仲良しの女の子が「算数大っきらい」と言っているのをきいて、つい(but力なく)「そうよね〜」と同意したものの、実は算数=好き。特に文章問題が面白い!
しかし、学習科目を好きなんて言ったら「いい子ぶってる」という扱いになる恐れあり。だからキライと言っていました。
(社会科、今、生活科?あれは本当に嫌だったけど。)
みなさん、仲間外れとか変わり者扱いされるの、恐くありませんでしたか?

2.今では何でも、それこそぬいぐるみからジャニーズまで「カワイイ〜」と思えてしまうのですが、実は、大人になるまでサンリオなどのキャラクターを可愛いと思ったことがありませんでした。バッカみたい、とさえ思っていました。
(「だって口のない猫とかだぜ」な男子のノリかも)

でもそれなりに女の子たちと仲良くしたかったので、どういうものをカワイイとしているのかよーく観察しました。
そして「これか?」と思ったものをイチかバチか、恐る恐る「それ、かわいいね」と言ってみたりします。
すると相手は目を輝かせ、「でしょ〜?!これってね・・・」と話が続くわけ。子供のおつきあいも大変。

子供は素直、なんて嘘よ。本当に。

悩みなんて語り尽くせないですね。

さて、お次は子供時代はしっかり悩み、遊んだであろう山崎浩子嬢にお願いします。
共通の悩みは「眉間のシワ」です。じゃなかった、お題は今度こそ「今年の抱負」で。


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■松田 恵(デザイナー)
新年一発目は「DOCオンライン」チームに所属の松田さんでーす。
普段はボーっとしているが、ビシッと、かつ丁寧に仕事をこなす必殺仕事人な松田さん。
なにやら芸術一家らしく、お父さんは世界的にも有名なラジコン飛行機の製作者なのだそうです(ジブリ美術館にある「紅の豚」の飛行機とか作ったらしい!!)。
そんな彼女、実は現在産休中。元気な赤ちゃんを産んで、また戻ってきてくださいねー!

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