![]() |
||
スッと鼻筋の通った顔立ち、遠くから見ていても一目でそれと判る独特の身のこなし、
皇帝の初年度産駒、桁外れの強さ、三度の骨折と奇跡の復活、
スターホースとして人気が出ない方がおかしいぐらいの演出っぷりに当時は熱狂的な
ファンの人達に混じって一喜一憂していた記憶があります。中でも93年の有馬記念は本当に劇的でしたよね。 前年の同レースでは惨敗の理由として乗代りが無ければといった鞍上に対する 批判の声も聞かれましたが、そういった雑音を跳ね返す人馬の1年越しのリベンジ、 涙のウイニングランはその年を締めくくるにふさわしい最高の大一番だったと思いま す。(それだけに、つい先日の出来事は残念でなりませんが。)
期せずして迎えた引退式では、雲ひとつ無い快晴の天候がテイオーのその後の活躍を
暗示しているようにも思えたのですが、残念ながら今のところ父を超えると言ったフ
レーズの付く産駒はまだ出ていません。 |
||