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![]() 単勝オッズもそれを象徴するかのような2頭の一騎打ちムードで、 馬柱も回避馬続出の寂しい7頭立て。 自分も含め、恐らくあの場にいた大多数の人が直線の2頭の叩き合いを 想像(期待)していたに違いありません。 ところがそんな思いも、スタート後1週目の正面スタンド前で早々と崩れ去って しまいます。 必死で逃げようとするケーエフネプチュンを馬なりでかわしにかかるホクトベガ。 徐々に場内がざわつき始め、2週目の向こう正面にさしかかる頃には それはどよめきに変わっていました。 結局、その差は詰まる事無く2番手以下の馬がまだ第四コーナー付近で もがく中、ホクトベガはただ一頭悠々とゴール板を駆け抜けて行きました。 馬なりの18馬身差、障害転向の噂もあった同馬だけに、 新境地での復活劇は正直嬉しかった反面、地方馬との格差を見せつけられ ちょっと複雑な思いだった記憶があります。 ドバイでの最後のレースまで、結局ダート戦では鞭要らずだったホクトベガですが、 あの日大差のゴール後、ハズレ馬券を握り締めた競馬オヤジの言い放った一言が、 その後の大躍進ぶりを一重に物語っていたと思います。
競馬オヤジ(絶叫) |
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