いつものようにエリオットは、仲間達とバスケを楽しんでいた。
すると高校生のグループが突然乱入し、エリオット達のボールをいとも簡単に奪い取ると、強烈なダンクシュートを決めてしまった。
そしてエリオットにボールを投げつけると、コートから出ていくように言ったのだ。
かつてない屈辱にエリオットは怒りを覚える。
しかし、勝てないと分かっている相手に向かって行き、格好悪い思いをするのは彼のプライドが許さない。
エリオットは湧き上がる感情を得意のポーカーフェイスで隠し、黙ってその場を後にしたのだった…。
そしてその夜、昼間に受けた屈辱を再現するかのような悪夢に襲われる。
得体の知れない恐怖からやみくもに逃げまどうエリオット…。
やがて目の前に光輝く世界が広がると、彼はガムシャラにその世界へ逃げ込んだ。
エリオットはしばらく身構え、追手がいなくなったことを確認すると、ゆっくり辺りを見回した。
すると目の前には、見たこともない不思議な建物と彼を見て笑いかけるナイツがいたのである。