ゲームの心臓ともいえるソフトウエアを開発する。システム設計、ネットワーク構築、メカ制御、シミュレーションソフト開発など、ゲームが動く仕組みを考えるのが仕事だ。具体的にはパソコンを前にして、あらゆるツールやテクノロジーを駆使してソフト作りに専念する。ソフトができあがってもバグ(不具合)を見つけるために、繰り返しテストを行うのも重要な仕事のひとつ。

ナビゲーター 笠井貴行(入社10年目)
 この仕事をしていてうれしいのは、それぞれのチームが作った、サウンドやメカ、映像や電飾などがひとつのシステムとして動き出して、自分たちの作ったデータが血のようにシステムを駆け巡り始めたとき、アンドロイドに命を与えたような気分になりますね。「鉄腕アトム」の御茶の水博士みたいな気分です(笑)。反対に動かなかったときは責任重大。そのために日夜頑張っています!
 うちのチームは20人と部内最大派閥なんですよ! なかには仕事好きなせいか(?)、会社に住んでいるのではないかという人もいます。深夜にセキュリティーチェックが入りますが、彼が寝ているのを知らずにシステムがセットされてしまい、彼が寝返りを打ったために、それがセキュリティーに反応し、大変なことになったこともありました(笑)。
 そんな彼も含めて、スタッフはみんな高感度な人揃い。“オシャレな”という意味ではありませんよ(笑)。最新のIT機器から、怪しげなオモチャまで誰かが持ってきて、品評会が開かれています。その商品知識たるや専門家顔負け。結局、みんな凝り性なんですよね。こうして新しいものへの嗅覚を鍛えつつ、メカトロを支えている−っていうのは少しカッコよすぎですかね!?
システム仕様検討
キックオフ後、機械設計、企画と一緒にハードウエアの組み合わせやコストを話合います。
システム設計
ネットワークプロトコルやデータ構造を含め、全システムの細かい部分を決定します。
ソフトウエア開発
俗にいうプログラムを作成。各自がパートに分かれて設計に沿ってプログラムを作ります。
単体テスト&デバッグ
制作したプログラムを各自でチェック。バグ(不具合)があったらここで駆除&変更します。
結合テスト&デバッグ
いよいよ単体テストを合格したプログラムを合体します。バグがあったらすぐに修正。
ロケテスト
テストでは、プレーヤーの動向やインカムデータ(収益のデータ)の収集をします。
フィードバック&最終テスト
改善点や変更などを加えて最終テストを。製品化できるか心を鬼にしてチェック!
リリース
まるで親のような気持ちで、「いっぱい稼いでくれよ〜」とゲーム機を見送ります。