企画を元にゲーム機のイメージを固め、筐体のデザイン画を作成。レーシングゲームの場合なら、コックピット全体のイメージデザインに始まり、ハンドルやアクセルなどのパーツデザインまで行う。デザインチームは他と違い、ゲームの企画段階から参加することも多く、社内のプレゼン用にラフデザインを描いたり、資料作りという仕事もある。

ナビゲーター 土井聡(入社10年目)
 僕たちの仕事は、プロジェクトが発足する前から動いて、設計担当者にデザイン画を渡すころには、ある意味仕事が終わるという短期決戦型の仕事です。企画が通るとすぐにデッサンを起こすわけですが、この段階で実際にゲーム機を作る担当者にウケがいいと、そのあとプロジェクト全体のノリが全然違ってくるんですよ(笑)。やる気を起こさせるためにもラフスケッチは大切。それを元にもっと詳しいデザイン画を描いていきます。ダービーゲームなら実際にゲームの舞台となる競馬場を見に行ったりと、遠くは海外へも取材に出かけることもあります。僕もいつか取材で海外のリゾート地へなんてことあれば、うれしいですけどね…。
 スタッフの日常ですか?いつもおやつをみんなで回して、それを食べながらパソコンに向かっています。雑談も多いです(笑)。でも、この雑談の中からアイデアが生まれることもあるので、ムダ話ばかりしているわけじゃないんですよ(とりあえずフォロー…汗)。コストなどの関係で、自分がデザインしたものがそのまま実物にならないことも多々ありますが、完成したゲームを前にすると、何だかんだ言ってもやっててよかったなって思いますね。そのためにも、もっといろんなアイデア出していきたいです。
企画草案検討
企画書を作るためのゲームのイメージが分かるような筐体のスケッチを描きます。
プレゼン
企画チームのプレゼン資料を作成。手法はビデオや紙芝居、CG映像などココが腕の見せ所。
キックオフ
プロジェクト発足。ゲームによってはとりあえず企画とデザインだけでスタートすることも。
アイデア展開
筐体の仕様を決めるためアイデアを展開。取材するなどしてイメージを膨らませます。
デザイン展開
仕様が決定したら形状デザインを検討。その後、各設計担当者と話し合い、試作品を作成。
試作依頼
きっちりデザインが完成したらデータを作成して印刷会社などに発注、試作依頼をします。
試作完成
できた瞬間はヤッター!不具合がなければ、早々に次の新しいプロジェクトへ行くことも。