メカトロ開発研究所の今後の方向性を定めることを主な仕事として2002年4月に発足。いちゲーム機の枠にとらわれずゲーム業界の新しいマーケットを開発する、まさにメカトロの中枢ともいうべきチームだ。具体的な仕事としては、ゲーム機はもとよりアミューズメントパークの新展開の企画、そのためのマーケティングやプロモーションなど。ゲーム業界にも影響を及ぼす台風の目に!?

ナビゲーター 土手真悟(入社15年目)
 スタッフ140人という大所帯になると、どうしても部署全体を舵取りしていくチームが必要になってくる。ひとつのゲームを企画するだけじゃなくて、ゲーム業界がこの先どうなるか、それに対応してどんな新しいゲームが需要として生まれるか、それを考えるのが僕たちの仕事です。そのために世の中の動きをチェックしたりするのも重要ですね。こうしてアミューズメント業界の中で、いや社会全体の中で、今までにないビジネスモデルを作り上げていこうと思っています。
 やるべき仕事は多いです。その中で僕の仕事は、とにかくいろんな人に会うこと。交換した名刺を見ると、音楽業界、広告関係、印刷関係、レース関係、造形師や手品師、はたまたべビー用品の開発の人がいたりと様々です(笑)。そこから新しいコラボレーションが生まれて、それがビジネスになるかもしれませんしね。
 僕が目指したい「ゲームの新しい可能性」とは何か、それはゲームじゃないかもしれないし、ゲームセンターの枠じゃないかもしれない。もちろん我々はゲーム開発者だからゲームは基本だけど、ゲーム根本の楽しさなんて昔からそう変わってないし、基本をきっちり押さえられるノウハウさえ持っていれば今より深くややこしくする必要なんて何にもない。変えなきゃいけないのは「スタイル」ですよ。100円ショップの「ダイソー」は小売店の「スタイル」を変えた、売ってるもんなんて全然変わってないでしょ。「スタイル」を変えるって広い視野で物事を考えなきゃいけない。今までのゲーム企画屋さんじゃだめなんですよ。
 それからもう一つ考えなきゃいけないのは、我々メカトロはどういう強みを持ってるかって事。体感ゲームやメダルゲームなど形ある物作りをしてきた我々はやはりアナログ的要素が強い。アナログって聞くとローテクや古臭いイメージがあるけど、そうじゃない。我々の目指しているのは「次世代のアナログ」です。最新デジタル技術は内に秘め、形あるものの存在感や触感、対人によるサービスやコミュニケーションを大事に考えて物作りをしていきたいですね。
企画戦略
・戦略商品の企画
・メカトロの方向性の確立
・事業計画書の作成
マーケティング
・アミューズメント市場の把握
・ 関連市場の情報収集
・ 社内のプロジェクトごとの情報収集
プロモーション
・ 商品のプロモーション
・ 取材対応など広報活動
・ HPなどWEB管理