Hitmakerのスタッフによるリレーコラムです


いざとなると難しいモンですねえ、こういうコラムって。
お題は「1000馬力の男」ですか・・うーむ。

1000馬力ってのはもちろん車のパワーのこと。
ありあまるパワーを自分の腕で操ってコースを疾走するのは代え難い快感です。
100キロ出れば十分?280馬力規制?そんなこと自分には関係ありません。
気持ち良けりゃあいいんです!あ、もちろん他人に迷惑をかけないのは大前提ですよ。
いまはサーキットも気軽に走れるし、公道は安全運転で!

ところで、みなさんは車を選ぶ時に一番こだわるところってどこですか?
私はまずエンジンにこだわります!
スタイリングも大事だけど、運転している時は見られないので二の次です。
自分の「リズム」としっくり合うフィーリングをもったエンジンってのはなかなか出会えませんが、出会った時には本当に感動ものです。
熟練の職人さんが自分の勘を頼りに組み上げたエンジンの吹けあがりなんて、もう鳥肌モノの気持ち良さです。
このフィーリングの部分はどんな評論誌や車雑誌でも分かるわけがなく、実際乗ってみないと分からないのが難点ですが。

車に限らず、私は「自分で直接感じる」ことや「感性に訴えるモノはあるか?」ということを大切にしています。
本や映像、インターネットからの情報は参考にはなるけれど、所詮は他人のフィルターを1枚通していますからね。
出来る限り本物に触れて、感じて自分の記憶として蓄積していきます。
なんでも体感してみないと気がすまないのは短所かもしれないですが、時々まったく新しい楽しさに出会うことがあるのも楽しいですね。
最近出会って、どっぷりハマっているのがスノーボード。
もともとは現在の愛車のランサーエボリューションRSを購入した際、冬の雪山を走るついでにウィンタースポーツでも・・
と軽い気持ちではじめたのですが、スキーとはまた違ったスピード感と操作感の虜になってしまいました。
過重移動や、グリップとスライドを操る感覚は車に通じるところもあって・・生身のドリフト走行?ぽいかも。
いつのまにか冬の週末は群馬や新潟の標高2000メートル付近で遊んでいることが多くなりました。

ところで、人間が夢中になったり、中毒性のあるものって危険を伴うものが多いのは何故なんでしょう?
身近なところでは絶叫マシンとか、ダイビング、スカイダイビング、登山だって相当危険だしもちろんウィンタースポーツも・・
前出のハイパワー車もそうですが・・・250キロオーバーでの高速コーナー進入なんて、冷静に考えたら怖くて出来ません。
でもなぜか出来ちゃう。このあたりは自分でも凄く不思議です。
有名な車評論家の先生が「フェラーリで全開走行していると、警察はおろか死をも恐れなくなる」的なことを書いていましたが、その感覚ってのは同じような状況に身を置くと不思議と理解できちゃったりします。
人間って不思議ですね。

さて、収拾がつかなくなってしまいそうなので、そろそろ次の方にバトンタッチしたいと思います。
モータースポーツと宇宙戦艦をこよなく愛する矢野さんに「宇宙の愛」について語ってもらいたいと思います。

ではでは


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■佐々木建仁(プロデューサー)
早いもので今年も最後のHitomakerとなりました。2003年、栄えある最後のコラマー(コラム執筆者の意)は佐々木さんで〜す。いわずもがな元セガロッソの大ボス。
過去には数々のヒット作を生み出してきた超ビッグな人にも関わらず、若い衆にも気さくに話し掛けてくれたりするいいアニキ。
佐々木アニキ、来年もヒットメーカーを盛り上げるべく、社員一丸となって頑張りましょうぜ!

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