さんぺー
仮にも(いや、全然仮じゃないけど) サウンドチームHPを名のってるからには、レゴの話とか・・・じゃなくて、サウンドについてのことも色々とやんないとダメなわけで。 色々やりますよ。やるつもりですよ。あくまでユル〜くだけど。

TOPICS
スペシャル連載コラム
-Marsinal(マージナル)- 発売決定!!



みなさんお待たせしました。
これでほんとに全曲紹介できます!!
ついに発表になりました! Ver7.7
と、言うわけで、

       
-Marsinal(マージナル)- 発売記念コラム
今週も機材のおはなし!


今回のバージョンアップで追加された曲は、基本的に7.5が世にでた時からすでに基盤の中には収録されていましたが、バージョンの関係上表面にはいっさい出ていませんでした。    
サウンドテスト無かったし
ていうか、入ってるもんを入って無いように扱うのに結構気を使いましたが、やっと全曲紹介OKになりました。
ホント、これで安心して紹介記事も書けるってもんです。

ただね、「in the blue sky '01」って7.7にならないと使われないのよね、その前からCDの紹介に名前が出てたりしてちょっとヒヤヒヤしてたけど、ねえ、ケンサク君?あれ?担当山田君だっけ?

で、今回は師匠から書けと言われる前からやってるんですが(笑)
先程師匠からメールがありまして、
7.7も出る事だし濃いめに・・との事。(笑)
濃いと言うより 寒い 長いです、今回

さて、今回のコラムは
レコーディングの機材と方法について、
です。

今回、完全版ってことで、前回のCDと内容的にかぶってしまう部分が多くなってしまいますね、しかも2枚組になるので、時間的にも前回よりは余裕を持たせられるはず。

そんな訳で、どうせ録リ直すなら、
前回とはちょっと違う事をやりたくなるのが人情ってもんです(笑)

基盤からの録音は大抵の場合2チャンネルのステレオ出力を、
そのまま録音して調整、と言うパターンが殆どなんですが、
今回導入したオーディオインターフェイスの、

DELTA 1010
は、音の空気感まで再現出来そうな位、いい感じの録音をしてくれるので、

↑オーディオインターフェイス


調子に乗って
こうなったら徹底的に良い音にしてやろう
とか思った訳です。

で、どうせならマルチレコーディングで

ってな事を安易に思い付いた訳ですね(笑)

と、言う訳で各パート別々に録音する為に、一旦基盤をシーケンサーからコントロールする形に戻してコンビネーション(音色、音量、パン等)のデータを基盤から指定して、各パートの演奏をシーケンサーに録音して行くと言う作業で行く事にしました。
↑旧式の音源、今は箱入りに


自分が使用しているシーケンサーCubace には
内部32ビット処理レコーディング
という機能があって、内部的に一旦32ビットにデータを拡張して、ダイナミックレンジを上げられるという機能があります。今回はそれを使用して、録音した訳ですが、数曲取り込んで、試しにエフェクトやバランスの調整をして、なんとなくファイルデータを見たら。

1パートだけで
80MB超えてました。

1曲でだいたい8〜10パート位は、使っていたので、計算すると
1曲1GB超えちゃいます。かといって、1曲ずつTDしてからデータを消して、とかやってたらバランスがおかしくなった時に再調整も出来ません。

全曲録音したら確実に
40GB超えます。
そこまで行くと、
マックに納まりきんない!
という結論に・・
・・すいません、こんだけ引っ張って・・

まあ、マルチで録音した場合、得にドラムやベースなどの音圧が増して、かなり良い音になるんですが、実際のゲーム中に出力された音との差が結構出てしまい、
ちょっと違う感じにもなってしまうので、
間違ってアレンジ版でも出すハメになったら考えようかな?
原曲に忠実な再現をするってことで(笑)

で、結局2チャンネルでの録音に戻した訳ですが、それでも32ビットでレコーディングしてますし、EQなどのバランス調整はしっかりとしているので、音質は相当良い状態で録音出来ました。
要するに

ゲームでの出力に対して忠実で、
なおかつ最高の状態での録音。

とい形にはなったと思います。

というわけで、今回のCDは良い出来なので、みなさん楽しみにしていて下さい。

そんな感じで、師匠から4回目をやってもいいと言われているので、

次回、CDの発売に合わせて、恒例の収録曲の解説をやりたいと思います。
またつまらないとか言われそうですが(笑)

では、次回をお楽しみに。

2002.04.24 小山健太郎


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