さんぺー
徒然なるままに、日々心に移りゆくヨシ・ナシ事を書きなぐってもらっちゃお!つーページであります。 しかも(できれば)毎週。ヒットメーカー社員はもちろん、たとえ社外でもちょっとでもH.に絡んだら無理矢理コラムを書いて貰うっていう無茶な方針。お楽しみに!

コラム
Vol.13/ファンキーK.H登場!の巻き


え〜Hiro師匠に呼ばれて出てきましたファンキーK.H.と申します。
2/22,23に幕張メッセで行われるAOUショーに出展するヒットメーカーさんの最新作「ザ・メイズ・オブ・キングス」というアーケドゲームのサウンドを担当させて頂きました。

とここまで書いた所で、こんな堅苦しい文体で書けるか〜!
いつもの調子でいくぜ!

Hey! みんなファンキーに腰ふってるか〜?
何? おいらの事を知らないって?
そうだよなSEGAを辞めてかれこれもう13年。
スーパーハングオンとかカルテットとかSDIとかギャラクシーフォースとかを作ってた和歌山生まれのおっちゃんだ〜!

「ザ・メイズ・オブ・キングス」自体の紹介は広報の西村氏に任せるとして、しかしまあ久しぶりにアーケードの仕事はおもしろかったな。
普段のコンシュマーの仕事だと自分のやったゲームを人が遊んでいる(スタッフ以外で)所をあまり見る機会は無いんだけど、アーケードだとロケテスト(発表前にゲーセンでテスト運用する事)が有ってお客さんのプレイを見るのがうれしいやらなんか恥ずかしいやら。
プレイしてもらうたんびに心の中で「毎度ありがとう」てな感じだったぜ。

ところで今回のゲームはエジプトが舞台でやっぱ音楽はアラビア〜ンな雰囲気。
プロデューサーさんから出た要望は
ジョンウイリアムスが作ったエジプト風サントラという結構わかりやすいものだったので早速エジプトの民族音楽CDやらを資料として買って聞いてみたんだ。
で、聞いてみると予想していたベタなアラビア〜ンな雰囲気とはチト違う。
旋律はアラビア〜ンなんだがもっと音色がビヨ〜ンビヨ〜ンしているイメージが有ったんだが。
まあいいや、これがエジプト音楽本来のものなんだしと思い、続けて聞くもナーイという笛のソロが延々続いて眠くなり、「ク〜〜ク〜〜...」。

あ、本当に寝ちゃったよ。(セガでも参考曲を聞きながら良く寝っちゃったっけな)まあ旋律の睡眠学習という事で早速曲を作ってみよう。

ウードという民族楽器は日本の琵琶みたいな感じか、アコースティックギターでとりあえず代用すっか。
ビロビロビロ〜ン、ピッチベンドを効かせてクニョクニョクイ〜ンクイ〜ン。 

ん〜いまいちそれっぽくなんね〜な。
民族音楽CDの奏者というのは馬鹿みたいにすごいテクニックのが多いんでおいそれと真似のしようも無く結局自分流の演奏となってしまうんだな。

そんなこんなで出来たのが今回のBGMなんだけど来れる人はAOUショーで来れない人は(来れない人の方が圧倒的に多いだろうけど)春頃リリース予定?
なのでゲーセンで遊んでみてくれよな。

それじゃまた会う日を楽しみに、ヨロシク頼むゼ ベイビ〜。

2002/02/20 ファンキーK.H.



ちなみにファンキーK.H.のキャラミルタイプ8
「岩を砕く波のような冬の稲妻」
『私は私、ヒトはヒト。自分だけの世界観を持つ人です。
「みんなと同じ」であることに価値観をあまり感じず、
自分の個性/信念に基づいて行動する。タフガイ』

とのこと。
確かに同期で入社して一人だけずっとスーツで出社てしたり、
一曲作るのに一ヶ月かけてたりと人と違う行動をしてたな...。

Hiro