さんぺー
徒然なるままに、日々心に移りゆくヨシ・ナシ事を書きなぐってもらっちゃお!つーページであります。 しかも(できれば)毎週。ヒットメーカー社員はもちろん、たとえ社外でもちょっとでもH.に絡んだら無理矢理コラムを書いて貰うっていう無茶な方針。お楽しみに!

コラム
Vol.09
海外レコーディングレポート2


ども、先日イメージチェンジしようと人生初のパーマに挑戦したものの自分のイメージしている髪形とはかけ離れたおばちゃんパーマに仕上がり2002年早々へこんでいる磯崎です。

昨年から引っ張っている『海外レコーディング』の続きです。
今回は、なぜ海外(サンフランシスコ)にまで行ってレコーディングをした理由をサクサク書いちゃいます。

■その一『スタジオ周辺の環境がいい。』

スタジオは、サンフランシスコ市内から車で1時間ほど離れた郊外の閑静な住宅街にある。
スタジオに近づくにつれ「どんどん住宅街に入って行くけどこんな所にスタジオがあるのか!?」という一つの疑問が・・・
そんなことを思っている間にスタジオに到着。

「えっ、普通の家じゃん・・・」

そうなのだ、今回お世話になったスタジオはスタジオオーナー兼エンジニアのグレッグさん(*1)の自宅にある。
自宅横のガレージを改装してスタジオにしているのだが、その改装をなんとグレッグさん本人がしたそうなのだ。
スタジオ(ガレージ)の中に入ってみると立派なスタジオと事務所がある。
さすがにグレッグさん本人が作っただけあって確かに壁に貼り付けてある防音材が少しズレているとか、スタジオ入り口ドアが閉めにくいとかで、「わぁ〜ホントに手作りじゃん」と思うところがチラほら。

でもここで言いたいことは環境のこと、
スタジオ周辺は住宅街で静かだしスタジオ(ガレージ)とグレッグさん宅の間にはひろ〜いお庭があり、レコーディング休憩時間にはそこで西海岸の日差しを浴びながらまったりとできる。
その陽気に誘われ野生のリス(めっちゃかわいい)もよく遊びに来るベスト環境なのだ。・・・こりゃレコーディングは海外でしなきゃ!

■その二『料理の量がいつもアメリカンサイズ』

レコーディング期間中、ランチはいつもスタジオスタッフとグレッグ家族(*2)と食事をしたんだけど、昼ご飯なのに料理の量がすごい!!

その日はピザ、でもひとりLサイズピザが一枚以上もあるのだ。
しかもそれプラスにポテトチップが用意されているのだが、
これがアメリカンサイズといわんとばかりのてんこ盛りのポテトチップ、
おまけにコーラと・・・
う〜〜ん、その量を見ているだけでお腹がいっぱいになってくる。

レコーディング外の食事に関して言うと、ファーストフードでは一番小さいサイズのドリンクを頼んでも日本でいうビックサイズの容器だし、レストランで肉を頼んだら軽く800g以上あるんじゃないかというステーキが来るし・・・

まあ『腹が減ってはレコーディングも出来ん!!』ということでまとめてみる。
(ほんと海外に居た間は、私の辞書のなかに『空腹』という単語はなかったなぁ。)

■その三『海外って気持ちまで開放的になって笑顔になる。』

グレッグ奥さんは、私たちにとても親切で気を使ってくださる。
レコーディングの休憩時間には決まってコーヒー、お菓子の差し入れを持ってきてくれる。そして笑顔で『いかがですが?』ってみんなに言ってくる。
日本では人から何かを勧められても「はいはい」って生気がない対応で知らん顔する私なのだが、ここでは私の胃袋に食べ物がひとかけらも入る場所が無いお腹いっぱいな状態なのに、グレッグ奥さんにお菓子を勧められると笑顔で『さんきゅ〜』って言ってつい貰ってしまう。いつもレコーディングが進むに連れ私の手にはクッキー、コーヒーと食べ物が増えていく・・・。

たぶん、それはサンフランシスコという陽気で開放的な所だから笑顔で応えちゃうだと思う。決して、それって英語が理解できなくて断ることもできず、なんでもかんでも笑って『いえすっ!いえすっ!』『さんきゅ〜』と言ってしまうダメ日本人なだけじゃん。とは言わないように。

■その四『グレッグさんの娘さんが美人』

レコーディング初日の昼ご飯のときに初めて会ったのだがグレッグさんの娘さん(19)が超美人なのだ。
例えるとブリトニー・スピアーズ(*3)しかもファーストアルバムのジャッケットの写真にそっくりなのだ。(プロデューサーにも「似ていません?」と言ったのだが「それは誉めすぎ」と軽く返されてしまった。でもマジで似ているぞ!!写真がなくてとても残念)
今回のレコーディングをきっかけにお友達になりたかったのだが言語の壁という巨大な壁を越えることができなく儚く断念。(英会話マジで習おうかな)

■その五『観光、食事・・・』

ゴールデンゲイトブリッジやアルカトラズ島やツイン・ピークスなど観光名所(*4)を見たかったし、後おいしい料理とか食べたかったので・・・。

わ〜〜〜、こんないいかげんな事ばかり書いたらプロデューサーにしかられるかな?ホントはね。しっかりした理由はいろいろあるんだよ。でもそれを書いてもつまんないから今回は省略。

ちなみに、もうコラム書くのも疲れてきたネタもつきてきたので次回で最終回します。



* **知ったかぶりメモ***

※1グレッグさん(ぐれっぐさん):スタジオWEBTONEのオーナー兼スタジオエンジニア、以前からいろんなゲームのレコーディングを携わっている。本人も音楽をするらしくゲームのサウンドプロデュースなどもしている。
※2 グレッグ家族(ぐれっぐかぞく):娘(19)息子(?)の4人家族、グレッグ娘(19)はブリトニー・スピアーズ似の超美人。グレッグ息子は高校生?かな、野球、バスケ好き。グレッグ奥さんは手作りクッキーを作って頂いたりして世話好き?
※3 ブリトニー・スピアーズ(ぶりとにー・すぴあーず):アメリカの人気女性シンガー、日本でも人気あるね。
※4 観光名所(かんこうめいしょ):ゴールデンゲイトブリッジは世界的に有名な橋、なぜかサンフランシスコ市内に戻るときのみ通行料をとられた。アルカトラズ島は刑務所の島、あのアル・カポネもここの出身か。ツイン・ピークスはただの丘。


「海外レコーディングレポート」ってタイトルなのに
全然レコーディング自体の話が出てこないじゃん!

ちなみに磯崎は今、このときレコーディングした膨大な音声の編集で
大変なことになっている。

でも、コラムは書いてね。
宜しく。

Hiro