さんぺー
徒然なるままに、日々心に移りゆくヨシ・ナシ事を書きなぐってもらっちゃお!つーページであります。 しかも(できれば)毎週。ヒットメーカー社員はもちろん、たとえ社外でもちょっとでもH.に絡んだら無理矢理コラムを書いて貰うっていう無茶な方針。お楽しみに!

コラム
Vol.08/ふっく吹く山の
自己流的ラッパ講座その1


あけましておめでとうございます。
2002年最初のさんぺーCOLUMNを書かせていただく福山光晴です。
今年もよろしくお願いします。

新春恒例大書き初め大会の方は見ていただけたでしょうか?
みなさん勘違いと言っていいほど「今年の抱負」とは全くかけ離れた素晴らしい書き初めっぷりでしたね。
個人的には某先輩が書いた「オケヒ」がお気に入りです。
僕も応募したいって思うくらいです。

私、福山の抱負は分かりましたでしょうか?(ちなみにサウンドですぐ読めたのは師匠だけでした)
昨年はH.ライブも2回程参加しましたが、両巨匠達に負けないように今年はこちら(喇叭)の方もがんばるぞって意味です。
懸命な読者の方々はもうお分かりですね。

そんなわけで今回は
ふっく吹く山の自己流的ラッパ講座その1
をお送りします。

生徒A(初心者):「先生!ラッパを始めてみようと思うんですけどー・・・」
吹く山:「ラッパ!?それは正式にいうとトランペットのことかい?」
生徒A:「あ、はい・・・それでとりあえず何から始めれば良いのかと・・・」
吹く山:「うーん、それでは君はどんな音楽が好きで、どんなのを吹いてみたいのかな(その辺は重要だったりする)」
生徒A:「そーですねー。
テクノとか〜」
吹く山:ん?(眉間にしわ)」
生徒A:「そーだ。
ユーロっぽいのとかも聴きますぅー。」
吹く山:「なに考えてるんだぁ〜!どれにもラッパが出て来ねーじゃねーかー(怒)!!!!」

補足1)ここで吹く山が怒っているのは、決して吹く山がテクノやユーロビートが嫌いだからではない。キーボードやベース、などの楽器と違いトランペットの音楽での用途は以外と少ないのだ。
実際、最近では「素材(個人的にこの呼び名はあんま好きじゃない)」としていろんなジャンルで使われたりもするらしい・・・。

生徒A:「ひえ〜っ。ごめんなさ〜い。う、うーんとクラシックとか・・・」
吹く山:「OK! GOODな解答だね♪他にも、JAZZ、ラテン、スカ、ポップスのホーンセクションなどが挙げられるね。生楽器全般に言える事だけど、特にトランペットなどはプレーヤーの意識やイメージで音色が変わるし、プレーヤー一人一人で音も千差万別なんだ。」
生徒A:「へぇ〜。奥が深いんですねー。」
吹く山:「そうだよ。ある意味、とーっても自分の個性を出せるんだ!」
生徒A:「最近クラッキンDJ2のサントラ買ったんですけど、あそこでふ
っく福山氏が所構わずラッパ吹いてますよね。ライブの時はよくミスってるのにCDでは結構正確に吹いてますよね。」

補足2)【クラッキンDJ2】とはヒットメーカーから発表されたアーケード音楽ゲームのことで、【ふっく福山】とはその中でトランペットも吹いているサウンド担当者。

吹く山:「あ、そ、そーだなー...。トランペットという楽器はみずものだからな。レコーディングではミスったところを撮り直しなんかも出来るそうだぞ。」
生徒A:「みずもの?ってどんなところですか」
吹く山:「それはだなー、キーボードなどは鍵盤を押さえると必ず1:1
対応で音が出る。例えば、ドの鍵盤を押さえるとド♪〜の音が出てレの鍵盤を押さえるとレ♪〜の音が出て...」

補足3)キーボードの「トランスポーズ機能」や「レイヤー機能」を使えばそうとは言い切れないが。

生徒A:「はい。」
吹く山:「だがトランペットはそうはいかないんだな、これが。楽器をよく見てみなさい。スイッチのようなものが3つ付いてるだろう。これをピストンっていうんだが・・・」
生徒A:「先生!そういえば3つだけのスイッチでなんであんなにいっぱい音が出るんですか」
吹く山:「うーん、良いところに気が付いたね〜。3つのピストンを押す組み合わせは全部で『8通り』しかない。それで・・・・・・」
生徒A:「先生、そろそろ疲れてきたんですが。」
吹く山:「そーだな。ではこの続きはまた今度という事で・・・」。

次回は「ふっく吹く山の自己流的ラッパ講座その2」をお送りします(予定)。
今年も「さんぺー」ともどもご愛顧の程をよろしくお願いします。

2002.1.9 福山光晴



なんだ、この中途半端な終わり方は?
疲れたのは「生徒A」じゃなくて福山自身だろ!

ま、それは置いといて、ラッパ講座とは良いネタだねぇ。
これだときっと
10週分くらいはコラムが持つに違いない。
...いや、持たせるように!

Hiro